too pure to sleep(五首)

「くう」って言わないで「たべる」って言った 砂糖を焦がすように堪えて

いやですとはっきり言えば三日月の形に何かくり抜いたよう

胸までは届かず落ちる言葉たち 雪の上散らばる菓子袋

パソコンに触るように触ってほしい 焼け付くドライアイスの躰

マスク持ち上げてコーヒー飲む仕草 純粋すぎて眠れなくなる

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