見出し画像

IQが高くなくても、中高生が将来を見据えた思考を身に着けるための方法とは?

株式会社ノックラーン 長期インターン生のいうとです。

私は高校1年生で、中学1年生のときにWEBライターとしての活動をはじめ、現在は株式会社ノックラーンにて記事制作やSNS運用を担当しています。これらのことから、同年代の平均よりも将来を見据えた思考などができると自負しています。

私のことを話すと、親の職業を尋ねられたり、子どもがいる方には「自分の子どもには無理。」と言われたこともあります。私の両親は有名な大学を卒業したわけでもなく、起業家や投資家、会社役員などの職業に就いているわけではありません。

これは多くの人は、一般的な学習は努力によって成績を向上させられると考えているのに対して、将来を見据えた思考や自立心の育成に関しては、高いIQなどいわゆる地頭の良さに依存すると考え、自分や自分の子どもには無理だと諦める傾向があるということだと思います。

実際、インターネットで高IQの特徴を調べると、多くの場合、本質的な理解力や論理的思考能力が高いことが挙げられています。これにより、平均的なIQだと将来を考えたり、自立心を育むのが難しいのではないかと思ってしまう人もいるかもしれません。

この記事では、将来を見据えた思考や自立心の育成には、高いIQなどいわゆる地頭の良さに依存するかどうかについて考えていきます。

そもそもIQとは?

IQとは知能指数のことで、平均は100です。その人が同年代の平均と比較した数値のため、同じIQの場合、年齢が小さいほうが高い知能を持っているというわけではありません。

IQスコアの分布

様々なIQテストがありますが、ここでは知的障害や発達障害の診断材料としても用いられる「WISC(5歳〜16歳11カ月)」「WAIS(16歳~90歳11カ月)」に焦点を当て、話を進めていきます。

塾などで受けられる独自のIQテストもありますが、それと「WISC」「WAIS」では基準が違うことが多いようです。

「WISC」「WAIS」では、言語理解・知覚推理・ワーキングメモリ・処理速度の4指標のスコアと、総合の全検査IQが測定されます。なお最新の「WISC」である「WISC-Ⅴ」では、知覚推理ではなく、視空間と流動性推理の5指標に変更されています。

私は興味があったので、近くのカウンセリングルームにて、2万円ほど支払って「WISC-Ⅴ」を受けてみました。知的障害や発達障害の診断など必要な場合には保険適応で、そうではない場合には自費で受けることができます。

その結果、全検査IQが95であることが判明しました。よく言語理解が高いと語彙や知識などが豊富で、自分の考えをもっている場合が多いと言われることもありますが、言語理解のスコアも平均並でした。

実際のテスト結果

IQで測定できる能力とは?

今後検査を実施される方が正確なスコアが測定されなくなると困るので、具体的な検査内容については明かしませんが、未就学児向けのドリルを難しくしたような感じのもので、脳トレに似ています。

IQは変わらない数値と言われることもありますが、その日のコンディションによっても変わると言われていますし、近似した問題を何度も解いていれば上がると考えられるので、IQのスコアで一喜一憂するものではないと思います。

もちろん、IQの高い人はIQテストで高いスコアを出すことができます。ただ普段の生活においては、IQテストとはかけ離れた場面も多く、それはIQが高くないと成し遂げられないことばかりではないかもしれません。

例えば将棋の強い人はIQも高いように思えますが、プロ棋士として活躍する渡辺明さんはIQが99だそうで、IQが高くないと成し遂げられないことばかりではないことが分かります。
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/14079602755195541015

本題の将来を見据えた思考には、なりたい将来について考え、それを実現するための方法を考えることが含まれます。これはIQが高くなくても、練習すれば可能です。

将来を見据えた思考をするために

多くの中高生が将来を見据えた思考を難しいと感じる主な理由は、普段そういったことを考える機会が少ないからだと思います。

昔は村や近所の交流なども多く、子どもが色々な大人の姿を見て育つ環境がありましたが、今は新型コロナウイルスの影響もあり、中高生が関わる大人は主に家族や学校・塾の先生に限られ、それ以外の接点は少ないことが多いです。

私は小学5年生の時に落合陽一さんの著書「10年後の仕事図鑑」を読んで、起業などに関心を持つようになりました。それがきっかけで将来について深く考えるようになりました。ノックラーンでのインターンなどを通じて様々なことに挑戦し、多くの大人との対話を経て、考え方も豊かになったと思っています。

またそれらの経験を通じて、アイデア出しや他の物事を関連づけることが得意になり、多角的な視点で物事を見ることができるようになったと思っています。

このように、将来について考えるためのきっかけがなければ、その思考はなかなか始まらないと思います。私のように偶然そうした機会に出会うことができれば良いのですが、それは必ずしも簡単なことではありません。

そういった課題を解決するために、株式会社ノックラーンでは、難関校出身で現在も様々な分野で活躍する社会人講師と探究学習・教科学習を進めていくオンライン家庭教師サービス「KnockLearn」を提供しています。

このサービスを通じて、ありたい姿を持ちながら自分らしい人生を歩む人を増やしていきたいと考えています。以下のページでは、KnockLearnについて詳しくご紹介しています。ぜひご覧ください。
https://knocklearn.com/

この記事の執筆担当者
いうと
通信制高校に在学中の高校1年生。株式会社ノックラーンの長期インターン生として、記事制作やSNS運用などを主に担当。
Twitter:@iuto_025

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?