かにパルサー

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最近の記事

東方アレンジ通信 #3 にじ幻感想

12月10日に「にじいろ幻想音楽室2」に行ってきました。東方アレンジ好きが集まって良いやつをオススメし合う会です。会の様子はトゥギャッターなどを見てください。年イチくらい?で来年もやるそうです。 ◆良かったやつ・気になったやつ ・MANDALLIUM「FULL SWING!」 ここ良いですよね。Electro Swingというとマホトア豆腐店(Monkey Dinerはかなり好きなアレンジです)のイメージが俺の中では強いですが、あちらがどちらかといえば軽快な音作りなのに対

    • ツイッター凍結しました。

      ツイッターアカウントが警告なく突然凍結しました。理由も一切開示されていないため全て不明です。みなさんはただ祈ってください。 新しいアカウントは下記になります(@E_foon2) 俺が凍結してる間に「この東方アレンジがすごい2023」の審査員に気持ち氏が参戦していたらしい。ウヒョ~~!!気持ち!!

      • 東方アレンジ通信 #2

        見つけた東方アレンジを記録する2回目。 東方アレンジで海外の人を中心に、たまに日本の人も紹介する備忘録的な記事。認知度がすでに高い人はなるべくスルーしてある程度マイナーな人に焦点を当てる。この記事の読者でこんな面白い人やアレンジ見つけたよ!っていうのあればツイッターのDMとかで教えてください。 ・Electro Radish ジャズ・ファンク・フュージョンあたりのアレンジを作る人。なんか屠自古が好きらしい。曲はかなり良いです。多分海外の人だと思う。どこの国かはちゃんと調べ

        • 東方アレンジ通信 #1

          見つけた東方アレンジを記録していきたい。忘れてしまうので。月に1回くらい?できたらいいね。海外の人を中心に、たまに日本の人も。認知度がすでに高い人はなるべくスルーという方針で。この記事の読者でこんな面白い人やアレンジ見つけたよ!っていうのあればツイッターのDMとかで教えてください。 ・Someone 45356 フォロワーの方から教えてもらって最近知った。南米のクンビアというジャンルのアレンジを中心とした中南米なジャンルのアレンジを大量に作っている人。特に60年代くらいの音

        東方アレンジ通信 #3 にじ幻感想

          アマガミ感想 -愛とシステムと柳田國男-

          『アマガミ』をプレイしている。アマガミとは2009年発売の恋愛SLGである。私は隠しヒロイン以外のスキENDを一通り見たところだ。あといくつかのナカヨシENDも。 当記事は、んぱんて氏のアマガミ考察に触発されて書いたものだ。氏のアマガミを象徴から読み取っていく考察は面白い。 そんなわけで、当記事は全体で4万字ほどある。とても長い。先にトイレを済ませ、食事や風呂を済ませ、就寝まで済ませておくべきかもしれない。あるいは人生における重要なイベントがまだ終わっていないなら、そちらを

          アマガミ感想 -愛とシステムと柳田國男-

          東方アレンジが云々の話3

          気持ち氏が東方のファンダムがどうなってほしいかという話をしていたの で、俺も何か書く。 気持ち氏は主にボカロ曲やそのMVと比較して東方のダサさみたいな話をしているが、そもそも比較対象をボカロ文化にもってきて東方を論じるのは、まあ本来は妥当ではないかもしれない。東方Projectはゲームだし、二次創作文化を含めても比較されるべきはひぐらしであり、Fateであり、アイマスであり、艦これであり、ウマ娘であり、ブルアカであるかもしれない。そういう面で見れば東方は本当によくやったとい

          東方アレンジが云々の話3

          東方アレンジが云々の話2(ツー)(権利まわりの諸々)

          気持ち氏からのアンサーが返ってきた。 (noteって他のnote記事で自分のリンクが貼られると通知くるんですね。なんだか公開文通みたいで楽しいね) 『幻​想​郷​深​夜​ド​ラ​イ​ブ (Gensokyo Midnight Drive) Vol​.​1』はめっちゃ褒めてくれてたらしい。ありがとう! まあ、今の日本の東方アレンジにマンネリ感があって海外からの東方アレンジが新鮮に映るというのはあると思う。俺もそういうのを求めてBandcampを漁ってるし。逆に海外からは日本の曲

          東方アレンジが云々の話2(ツー)(権利まわりの諸々)

          東方アレンジが云々の話(気持ち氏へのアンサー)

          東方界隈に颯爽と現れたちょっと口が悪いが鋭いところもある謎の人物〈気持ち〉が俺の記事を批判していたので、アンサーを返しておきます。この時点で興味のない人間はさっさとブラウザを閉じてもらってかまわない。 まず前提として、下記のリンクを貼っておきます。氏の記事が読めます。まあまあ面白いです。 まずはこの記事を読んでほしい。できれば記事冒頭で引用されてる東方我楽多叢誌の記事も読んでほしい。なぜならそれを書いたのは俺だから。 それでまあ、気持ち氏は上の記事で「これFuture F

          東方アレンジが云々の話(気持ち氏へのアンサー)

          グリッドマンとダイナゼノンとユニバースを見た

          グリッドマンとダイナゼノンとユニバースを見たので、その感想です。 それぞれの項目でそれぞれの作品のネタバレが多少あります。 SSSS.GRIDMAN BGMがほとんどなく学校の音などを使った空気感や説明的でない?自然な台詞などは多くの方が指摘していることだが、やはり良いなと思う。 特に宝多六花の喋りや雰囲気は良い。キャラとしての役割というかストーリー上での行動は割と聖人みたいな感じで、決して現実っぽいとは言えない(他人を軽んじるアカネとの対比ではあるのだが、浮浪児であるアン

          グリッドマンとダイナゼノンとユニバースを見た

          氷菓(古典部シリーズ)というキャラクター小説について

          【注意】以下の文章にはアニメ『氷菓』のネタバレがあります。また、アニメ化されていない原作の続きの部分については重要なネタバレはありませんが、あらすじに該当する程度の文章はあります。【注意】 今さらながらではあるが、氷菓の小説とアニメを見た。かなり良かった。アニメの千反田えるはとても可愛く、アニメを見て久々に最悪なオタクスマイルになってしまった。2012年の放送当時にこれを見て「えるたそ~」と言ってブヒッていた人間の気持ちが完全に分かる(ブヒるという言葉ももう死語だ)。とにか

          氷菓(古典部シリーズ)というキャラクター小説について

          偽の大文字焼き・ロシアのこと

          先日、井上章一『京都ぎらい』を読んだ。その中に京都の五山の送り火は意外と俗っぽいという話があった。明治24年(1891年)にロシア皇太子が来日した際に歓迎の意図で五山を点灯したり、祇園祭の山鉾を出したりしたという。歴史に明るい人であれば分かるだろうが、これは大津事件の数日前のことである。滋賀県で警官がロシア皇太子に刀で切りつけたアレだ。 五山の送り火といえばお盆に死者の霊をあの世に送り届けるために、五つの山に「大」「妙」などの文字や意匠を灯すイベントである。 近年では「大文字

          偽の大文字焼き・ロシアのこと

          「スニッカーズ」(BFC2落選原稿)

           僕の家には毎日スニッカーズが届く。そう、あの一本一四〇円の棒菓子。別に何か契約しているわけじゃない。しかしそれは決まって毎朝、僕の部屋のポストに入っている。こんなもの、誰が届けに来るのか。僕は扉の前に立ち、ポストにスニッカーズが落ちるとすぐに扉を開けてみる。しかしそこには誰もいない。扉の外に座って待ち伏せしてみる。しかし時間になると、僕の背後でカタンという音を立てて、それはポストに滑り込む。僕は混乱したが、やがてこれは防ぎようのない現象だと理解した。どういう理屈か分からない

          「スニッカーズ」(BFC2落選原稿)

          「タコの心身問題」の感想

          タコの心身問題を読んだ。 当初は著者が哲学者ということもあってあまり期待していなかったが(僕は哲学的な話より生物学的な話が好きなので)、読んでみればかなりフィールドワークの生物学に近い話だった。それに今まで知らなかったトピックもけっこうあり、個人的にはかなり良かった本である。論理的に話を進めるところもあれば、トピックを散漫に言っているように見える箇所もあるのだが、そういう所も含めて総じて大変面白い。 ・動物の知覚世界、「世界のモデル」 ハトは右目と左目で別々に学習する。

          「タコの心身問題」の感想

          ミシェル・ウエルベック「セロトニン」の感想

          ミシェル・ウエルベックの「セロトニン」を読み終えた。 ちょうど会社を辞めるつもりだったので、辞めてから読もうと3ヵ月近く積んでいた。先日やっと読み終わったのだが、やはり無職で読むウエルベックは良い。その点に尽きる。 さて、以下は「セロトニン」「ある島の可能性」のネタバレを含む感想となるので注意してほしい。また「闘争領域の拡大」「プラットフォーム」「地図と領土」「服従」の内容にも部分的に触れるので、その点も注意。 感想を箇条書きにすると下記の二点。 ①前半が読むのがつら

          ミシェル・ウエルベック「セロトニン」の感想