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学校・学童の変革に挑む(3) -いろいろな可能性を模索する日々-

こんにちは。
改めて「学校・学童に挑む」はコンサルタント×双子の父親⇒学びの変革という方程式?で始めた取り組みです。
画一的で一方通行になりがちな義務教育に疑問を感じ、もっと子どもたち一人一人が主体的に学び、自分の好きなこと・やりたいことを模索して熱中できるような学校・学童をつくりたくて取り組んでいます。

(1)  前例ではなく善例に学ぶではすでに日本にある素晴らしい学校や学童をご紹介して、善例をどんどん広げていけば良いよね。ということを書きました。
(2)  4本の柱ではその善例を広げていくために、誰にどう働きかければ良いか?について。

具体的に#こんな学校あったらいいなを書いてみた

コロナを発端に素晴らしい取り組みがたくさん始まったり情報発信されていて、私も何かしらの形で応援したいと思っていますが、一方でそれらがまだまだ分断されているという印象も受けます。
その理由は、オンライン授業のやり方や先生、学童、パパママをこんな風にアップデートするよ。といった個別のテーマはありつつ、学校と子どもの1日の過ごし方を俯瞰してデザインしたようなものがないから。

ちょうどポプラ社がnoteで「#こんな学校あったらいいな」を募集していたので、私も応募作品を投稿してみました。
学校を舞台にした創作を募集してますが、実在するケースを良いとこ取りして、隠し味に私の想いをドバっと入れて編集した結果、「いろんな人が混ざり合いながら、自分のスキ・やりたいことに熱中できる小さな町」みたいになりました!!

最近メディアでも話題になっている探求学舎の高槻さんは以前オンライン授業でおっしゃっていました。

全国のイベントや授業で保護者の方に「お子さんに将来どうなってほしいですか?」と質問すると、その答えは大きく二つに集約されます。
① 自立した大人になってほしい
② 自分の好きなこと・やりたいことを見つけてほしい
①は昔から変わらない親の願いで、②は昔は無かった願いです。

世の中の価値観や選択肢が多様化して、画一的な基準が見いだせない現在だからこそ、自分の好き・やりたいをコンパスに人生を歩んでいってほしいと親は願う。

コンクール応募作品にもそんな願いを込めました。
もし良かったらお子さんと一緒にご覧ください。

その学校どうやったらつくれる?

挑戦する前からわかってはいたものの、外から学びの変革を起こすのはとても難しいです。

とはいえ、動いてみてわかったことの一つは
「善例があることはみんな知っているのに採り入れない/採り入れられない」
これだと、こんなステキな学校・学童があるよ~、こんなことやってる先生がいるよ~。と広めるようなプラットフォームやコミュニティを作っても意味が無いです。

例えば、6月の分散登校中に有志のパパママとオンライン朝会を企画して校長先生に提案するのをお手伝いしたことがありました。
7月から全体登校に戻るタイミングだったのもありますが、学校側として実施は難しいという結論。

「公立学校は”公平性”をとても重視する。通信環境が整っていない家庭がある状況では実施できない。」
「教科時間の中で有志の時間を取ることは出来ない。朝会といえど学校側は狙いをもってやっている。」

教育委員会がOKを出さないと動けない…
一部の保護者から文句が来るかもしれない…
先生のICTスキルの問題が…
などなど、他にも出来ない理由を挙げたらキリがないでしょう。

ここには諸悪の根源みたいな悪いラスボスがいるわけじゃなくて、失敗を恐れて動けない雰囲気や環境だけがあるんだと感じました。
もし何かあって保護者からクレームが入った時に、矢面に立たされる校長先生や教育委員会の立場を考えたら?
学校は閉鎖的で先生は社会を知らないからと言う人もいますが、企業の中でも全く同じことが起こっています。

出る杭が本当に打たれるかはわからないけど、少なくとも出る杭は打たれると思ってみんなが怖がっている感じ。
こうした小さな不安の積み重ねが窮屈な空間を作り、学びの本質と外れたところで子どもの可能性を奪っていく。

何とかして中に入っていく

これだともう自分が出る杭になるしかない。
外から中に入っていくのに可能性のあるルートは?

① 自治体の首長(市長とか区長みたいな)
教育委員会の任命、教育行政の予算編成が出来る。立候補は誰でもできますが、そこには選挙さんが待ち構えています。

② 教育長、または教育委員会
ここが一番やりたいことが出来そうですが、首長に任命してもらう or 大阪府箕面市みたいに公募制じゃないとなれそうにありません。
(既定路線だと教育長は行政or教育関係者、他の委員会メンバーは弁護士会・医師会・学校関係者・町会からそれぞれ選出されるそうです)

③ 学校長
さすがに、今から教員免許を取って先生にはなれないので、大阪市みたいに民間からの公募があれば…。

なんてことを考えながら悶々としていると、ビズリーチ×自治体が激アツ求人を出されていました。GIGAスクール構想を進めるための外部人材(副業・兼業限定)を公募していて、第1弾はさいたま市、第2弾は岡山県。
いったい第何弾まであるんだろう。

私もICT導入やプロジェクトマネジメントは得意なので、今は社内の兼業申請&申込みしているところです。GIGAスクール構想やICT教育は入り口でしか無くて、そこからまるで子どもたちがつくった町のような学校(#こんな学校あったらいいな)をつくりたい。

私立学校やフリースクールなど、いろんな形態で学校を作っている人もたくさんいますが、私はあくまで公立学校にこだわりたい。
一番通っている子どもが多くて、既に住んでいる町の中にあって、災害時の避難場所や投票所にもなっている場所だから、近所の大人も子どももごちゃ混ぜに集まれる。

居心地が良くて、そこに行けば誰かに会えて、皆が行きたくなるような場所になる


このnoteに興味を持って下さった方は、こちらの学校・学童に挑むシリーズも読んでみてください!!



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