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失敗の法則 その1

不愉快で苦痛に満ちた人生をフラフラと歩みながら過去の失敗を振り返るシリーズ1です。

今回は株取引による大失敗談です。
昨今はFIREなどという言葉も聞かれ、IDECOなど個人貯蓄へのプラスのイメージがあります。

私が株取引を始めたのは2000年前後でしょうか。
私は株取引をギャンブルと考えていたとしか思えません。

まず最初に買ったのは得体の知れないバイオベンチャー。とはいえ将来性に対する証券会社の推奨もあったわけですが。

ちなみにその会社は20年以上経った現在も一度も黒字化することなく、株価は倒産価格近くを這い回っています。当時は確か1株60万円とかしてましたが。

一度損をすると一気に取り戻そうと、やらなきゃいいのに信用取引に手を出してしまいます。ま、妻に内緒で損を言い出せなかったのがいけなかったんですよね。

業績や将来性を分析しても、株には「突発事象」がつきものです。「業績下方修正」「不祥事発覚」「業績が良くても出尽くしで暴落」「災害」「金融政策の変更」「リーマンショック」「コロナ」などなどです。

つまり「誰も予想できない」世界なのですね。なので「余裕資金」で投資するのが基本なんです。

ところが常軌を逸した私はついにサラ金(アコム、レイクなど)に手を出して、それにレバレッジを効かせて1000万単位の取引を始めてしまいました。

すると1日に100万円くらい損益が動くこともあり、アドレナリン過剰分泌から正常な価値判断を喪失した私は「勝てば銀座」みたいな放蕩な堕落した生活に堕ちていきます。

私が信用取引から手を引いたのはリーマンショックで隠れ借金が1000万円を超えた時でした。サラ金への月々の返済もできなくなって、ついに妻と実家に頭を下げたのです。

高い授業料とは言いますが、それどころか金がない人間が自殺したくなる気持ちを経験しました。
とにかくお金(借金)のことしか考えられなくなってしまうのです。

結局、実家と家から借金の穴埋めをしてもらい、サラ金に滞納することなくその後住宅ローン審査も問題なかったのですが、一生妻と実家には頭が上がりません。

皆さん、資産運用は分散で手堅くいきましょう。
あと、普通のサラリーマンは銀座のクラブなんぞに通ってはいけません。

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