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薪事業のブランディング【CHAMBERS×プロダクトデザイン】2022年度最終報告から

 代表の西村氏の本業は林業家です。大型トラック1台に積んだスギの値段は18~20万円ほどにしかなりませんが、薪にすると200万円ほどになります。そこでCHMBERSでは、薪の含水率を通常の半分の10%程度までに乾燥させ燃焼効率の良い高品質の薪を提供しています。兵庫県産間伐材から作る薪の販売も行い、キャンパーや薪ストーブ使う人をターゲットにしています。

 西村氏は「付加価値の高い薪を販売し、薪と言えばCHAMBERSというブランド構築が目標。木材の値段の安定化、林業家収入の安定化につなげたい」と考えていましたが、あるときメンターの小林氏から「薪と林業が結びついていないのでは」という指摘を受けます。

 当初、極上の薪を意味する「GOMAKI」のブランドを考案するとともに、ゴリラをキャラクターとして使うなど様々な工夫を凝らしてブランディングやPRを実施。「どれも気に入っているが、ブランドとしてはバラバラ。売上や企業認知向上につながっているかは更に不明点や疑問が残る」という悩みも抱えていました。

 そこで、林業に携わる人がよく使う蛍光色のオレンジ色を使って視覚イメージの統一を図り、薪から林業を想定しやすいようにしようとしています。今後はカラーコードを決め、「そのオレンジ色を見ればCHAMBERSを想起し、林業の課題解決につながっているということをイメージしてもらえるようにし、兵庫県で薪を一番売る会社にしたい」と目標を語ります。

2023年参加申込は7/14(金)迄です。

ご質問などあれば下記まで!

wonders@kobe-np.co.jp

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