おもしろければ何でもいい。それが原動力~LINEスタンプを渡せ【俺バグ】
2020.6.5 金曜日
長い一週間が終わる。異動後の仕事は覚えることがいっぱいで頭がパンクしそうだが、かつてない充実感を覚えている。9時過ぎに帰宅し、晩飯を済ませると、まさはるからがグループラインに企画を投稿していた。
グループラインの構成員は、癖の濃すぎるメンバー。ゼーレよりも濃い。
日程を入力した俺は、まさはるに伝える。
6月中旬にあくまときゃぷてんとゴルフをするから来ないか?
7月にテニスは暑すぎる。
アンケートを推奨するまさはる。そして俺はアンケートを作った。
絶対に投票されてほしくなかったが、「男は黙ってパチンコ」にも清き一票が入っていた... たぶん投票者はまさはるだ。
俺たちバグジー親衛隊は、高校卒業から10年近くが経つが今でもよく集まり遊んでいる。すぐに投票をしたがる癖のある集団。
この集団の傾向を分析すると、「人生をアホらしく楽しむエッセンス」が詰まっている。
*
まさはるの独断で、「まずはテニス」ということになり、テニスコートを探すことになった。
屋内の涼しいコートはどこも埋まっているらしい...
結局、いつもの神戸市のテニスコートに決まり、卓球とテニスのはしごをすることに決まる。
テニス、卓球、
神戸市に住む、俺とあくまときゃぷてんは、俺の愛車・FITで現地に向かい、
大阪方面に住むボブとまさはるは、ボブの愛車・フォレスターで。
ギアルはテニスには来ない。
浪人、大学院進学、などを経て、
「永遠の学生」と揶揄されたあくまももう大学生。
「電車に揺られながら金晩に見る俺バグ格別っすね」
帰宅電車で俺のブログを読んでいるらしい。
ぼくが運営するもう一つのブログ。毎週金曜更新「俺バグ」ぼくの高校の友人たち=登場人物たちが楽しみに読んでいます。昨日の内容は、「強欲すぎるので寺に修行にいけ」という内容。またnoteでも公開します!
俺は日程を勘違いをしていた。それをまさはるがつついてくる。
まさはるがいう不思議な会社とは、こちらの会社のことだ。
7月4日。久しぶりに俺バグメンバーの集合だ。緊急事態宣言発令以降、はじめてかもしれない。
しかし、俺は7月に職場の研修が入りそうだった...
参加できないかもしれない、という俺にまさはるは言った。
別にこんでもええけどすっげえ楽しくなるゼってことだけは言っとくぜ
なんてやつだ!
来いよ!と言われるより、このように表現される方が「うぐぐ~」となる。
読者の皆様も、「デート」や「遊び」に誘うときは、
別にこんでもええけどすっげえ楽しくなるゼってことだけは言っとくぜ
を使ってみて欲しい。思いのほか効果を発揮する。
*
その後、メンバーたちは販売中の俺バグスタンプを連投し始めた。
スタンプのイラストは、稲井ハルカさんに描いていただきました!
*
ただ、後輩のあくまはまだスタンプを持っていない。彼はいつも「とっしー先輩のスタンプは絶対買わないっす」と言っていたからだ。
しまいには「プレゼント待ってます」と一言。
他のメンバーも、俺に「プレゼントしてやれ」と押す。
AirPodsをくれるなんていう神:緊急事態解除後、俺とあくまときゃぷてんは地元で密を避け、ちょっこりと結集した。そのときにきゃぷてんは、あくまにAirPodsをあげたのだ。片や俺は、俺があくまの車に乗せてもらっている分際で、「足を上げてしまった」彼はそれに怒っている。反省だ。
あくまがスタンプを使う瞬間みたいな、けど、とっしーがプレゼントなんて絶対せんからみんな諦めよ。
ボブはこう言って、俺を煽った。
これは高校時代から続く黄金の煽りパターンだ。
彼のこの煽りに乗って、俺は数々の暴挙を行い、先生に叱られ、学校中をドン引きさせてきた。
修学旅行では制服のまま海にダイブ。体育祭の演技の合間に運動場の中心でハンドスプリング(しかも失敗)リレーメンバーではないのに、正規走者に交じって疾走。
ただ、あれから10年が経った。今の俺は、少し常識を覚えた。
さらに、LINEを使いこなせなくなっていた。
スタンプのプレゼントができないのだ...
俺は肩を落とした。自分が発売しているLINEスタンプさえ、プレゼントすることができないのか...
しかしおかしなことがおこる。
あくまがLINEスタンプを使ってきたのだ。
おかしい。俺はあくまにプレゼントを渡していない...
どういうことだ?あくまが自分で買ったのか?
まさはるは「俺やで」と言った。
どうやら、まさはるがLINEスタンプをあくまにプレゼントしたようなのだ。
ボブは俺に言った。
あの頃のネタも満足にできんくなってもうたんやな
あの頃のネタ... そう15歳の頃。今から10年前だ。
ガラケー時代、レコチョクという音楽サイトがあった。
ボブは、俺に「とっしー、この曲を買ってくれ」と頼んでくる。
俺が、「お前が買えよ!」と突っぱねると、
「俺じゃああかんねん!お前が買ってくれ!」
「いやや、EXILEの優しい光は俺は欲しくない!」
きゃぷてんも横から「買ったってくれ」と言うが、俺は頑なに。
「絶対買わん」の一点張り。
ボブときゃぷてんは、「もう無理や。こんなに楽しんでるのに、とっしーは絶対買ってくれん」と肩を落とす。
俺が、「絶対買わんからなあ!!!」と叫んだ数秒...
♪き~みの~な~かの~こ~どく~~♪
と、俺の携帯から優しい光の着メロが流れてくる...
ボブときゃぷてんが、「とっしー、お前もしかして...」と尋ねると、
「買ったぜ!!」と俺は笑顔で答えた。
3人は、「最高です!イェイ!」とハイタッチをする。
ガッツポーズにハイジャンプ一通り盛り上がったあと、
ボブは、決まって、こう言うのだ。
「なんでこんな曲買ったん?」
「お前が買えっていったんやろがあ!!??」
*
このパターンのコントを俺たちは10回近く繰り返した。
GReeeeNのルーキーズ。Aqua Timezの最後まで。遊助のミツバチ。
ボブときゃぷてんの煽りで俺は曲を買いまくった。
全ては笑いのため。おもしろければ何でもいい。それが俺の原動力だ。
最後にボブと俺のいつものやりとりで言葉で締めようと思う。
「LINEスタンプ買ってくれ!これが必要なんや!」
「絶対買わんからな!!」
*
最後までお読みいただきありがとうございました!
こちらのnoteLINEスタンプ企画ですが、現在、LINE側に5度も申請を拒否されております(笑) アイコンの著作権などが問題のようでして。ぼくは本人から許可は取っています、と伝えていますが難航しております。
こちらのスタンプも発売中です!
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