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自己紹介と本②

こんばんは。

前回は匂わせた終わりにしてしまい
自分でハードルを上げて書きづらくなってしまった。なんてこった。

だか実際に中学生になった私には劇的な出会いがあった。
伊坂幸太郎さんとの出会いだ。
当時吹奏楽部に入っており弱小なのに週に7日
練習があり、つまり毎日だ。土日もだ。
恐ろしい部活に入ってたものだ。

唯一の楽しみが練習終わりの夕方に父と行く
近所の本屋だった。
当時本の購入は1ヶ月に3,000円までと
母から言われていたが父と行くとそのルールが
覆される。2人の秘密だ。
そこで私は何の気無しに伊坂幸太郎さんの
オーデュボンの祈りを手に取った。
帰宅後、自分の部屋がなかったので
父と母の寝室のベットの上で寝転がりながら読んだ。
夏の夕方。ピンク色の空で不思議な気持ちになったことを今でも覚えている。
日が沈んで行くのを感じながら読み始めた。
気づいたら外は真っ暗で晩ご飯も食べ損ねていた。それほどまでに没入していたのだ。

ファンタジーなのに現実味のあるストーリーに
グッと引かれた。初めての感覚だった。
喋るカカシが出てきた時点で普段なら
ファンタジーね、と割り切れるがそうじゃない。
全ての登場人物が実際に存在しているかのように
リアルで親しみがあり可愛らしく思えてくる。
そこから私は伊坂幸太郎さんの本を読破しようと
1日3冊読んでおりあっという間に読み終えてしまった。
あの伊坂幸太郎さんの本の世界だけに集中できた時間は人生中で宝物のような時間だった。

中学3年間の読書感想文はもちろん伊坂幸太郎さんだ。オーデュボンの祈り、ラッシュライフ、
フィッシュストーリー、、、
大人になってからもオーデュボンの祈りは
ふと読みたくなる瞬間があり擦り切れるほど読んでしまい今は2代目だ。

最近、伊坂さんのマリアビートルがハリウッドでブレッドトレインという名でブラッドピット主演で映画化した。
私は捻くれているので好きなものが世間的に人気になってしまうと悔しくなる。
私だけのものなのに!と。
私が知ってるものくらい国民の6割くらいが知ってるはずなのに何故かこう思ってしまう。

佐藤正午さんの月の満ち欠けも映画化するというのを見て同じ気持ちになった。
私のお気に入りはことごとく映画化してしまう。
こっそり自分の中に秘めたいのに!!

この我儘で身勝手な気持ちに共感してくれる方はいないだろうか?


それから高校生、大学生となってさくらももこさんのエッセイを読み漁りケラケラ笑って過ごし、電車の中で読んだ浅井リョウさんの時をかけるゆとりで声を出して笑い恥をかいたり
伊坂さんの新作を読んだり、とのびのびと過ごす。

そして遂に26歳。そろそろ村上春樹さんを読んでも良い頃だと『ねじまき鳥クロニクル』に挑戦する。
なぜノルウェイの森などではなくこの本にしたかというと単純に鳥を飼っているので親近感が湧いたからだ。

高校生からざざっとまとめてしまったが
とりあえず伊坂っ子だということは知っていただけたかと思う。
伊坂っ子というのは今私が考えた言葉だ。
特に意味はない。

今日から気温が下がり涼しくなって来た。
読書好きの皆さん最高ですね!!
秋の夜長お互い楽しみましょう。
白湯でも飲んで体を温めながら

ボブディランの風に吹かれてを聞きながらでもいいし、ビートルズのHere comes the sunでも
良いですね。

では。

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