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【2】「許す」ことと「諦める」ことは違う。

【1】の「夫を許せないと思っていたけど、許せると思った」という話を夫にしている時に、急にビビっと、「あれ? これは母にも当てはまることなのではないのか?」と感じた。

流石に昼食を作っている時だったので、即連絡、という訳ではなかったけれど。

ただ、その日は母の方が在宅しておらず、翌日改めて、「こういうことがあって、母のことに思い至った」という話をしようと思っていた。

と、言うのも、少し前から夜に細々とした作業をしている時に、色々なカードリーダーさんやタロット占い師さんの動画を見ていて、「無償の愛」「思い違い」「母親」「すれ違い」(今思うと何てドンピシャなキーワードだったのだろうか……)というようなメッセージがバンバン届いていて、「これは近いうちに、何か考えることがあるのかも知れない」と思ってはいたから。

だから、その朝起きた時に、朝食の支度に少し余裕があったので、タロットカードを引いた。

一般的には、恋愛関係に使われるスプレッドだったけれど、「リレーションシップ(人間関係)」とタイトルされているものだったし、ハートの形にカードを置くので、対比もしやすいと思ったから。

12枚引いた中の5枚が大アルカナ、しかもどうにも私のテーマ的なことで出て来る「戦車」があったり、「力」があったり、母の方に「覚醒」が出たり「刷新」が出たり。

未来の位置に「正義」が出るのが、もう何て言うか、「フェアで行きなさいよ」と言われたかのようで。

私は、「言いたいこと70%OFF」しないと生きて来られなかった。

「何か言ったら叱られる、否定される、そもそも聞いてもらえない」と思っていたからだし、「叱られる=嫌われる」だと思っていたからだし、私はある程度の年齢になるまで、本気で「母の本当の子どもじゃないんだ」と思っていたくらいに、「母に嫌われていると思い込んでいた」。(実母だよ、念の為)

「愛されてないと思い込んでいた」から、「愛されていると感じられなくて、苦しんでいた」のも事実。

「愛してるんだよ」と言われても、「ふーん」としか感じなかったし、あれだけ頭の上から頭ごなしにガミガミ言われて、北海道の真冬の深夜に、下着も履かせてもらえないで玄関から出され、鍵もかけられたことは、今でも恐怖の対象として残ってるし、今なら「虐待」で通報案件だと思ってる。

その時引いたカードは正直で、私が受け取ろうとしていないことと、母はこの関係を何とかやり直せないかと思っていることと、将来的にはお互いにフェアな立場で物が言えるようになることは、がっつり出ていた。

「叱られる=嫌われている⇒思い違い」「母親=無償の愛⇒すれ違い」みたいな感じだったみたいだけど、結果的には、「お母さんを許せると思ったんだ」ということと、「せめて言いたいこと50%くらいまでは、段階的にパーセンテージを上げていくわ」ということで、電話を切った。

これには、後日談もあるので、【3】に続けることにする。

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