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"バンヤンの広場"『現代版・シンドバッドの冒険』とは!?

続いてはどんな「追体験」?

カメラ女子部 363

"追体験"その3

・・・「かんな」さん・・・
読ませていただいて、世界を股にかけるエディの物語は私にとっては
『現代版・シンドバッドの冒険』のようでした。
シンド「bad」なのではなく「bird」ではないかと思いました。
渡り鳥のように、そのときそのとき居心地のよい場所に居て、
また次の居場所を求めて渡る。
それはとても自由なようで、同時に「自分の居場所はどこか」を
ずっと抱え続ける苦しい旅でもあったのではないかと思います。
未来への扉が開いたと思えば閉じ、開かれた扉は求めるものとは
何かが違う。これは読んでいて、とても切なかったです。
また、エディは人を見る目があると同時に、とても人を魅了する力を持った人なのだとも思いました。
その土地その土地で仲間を見つけ、慕われ、助けられ、
またエディも助ける。
この人徳は、きっと国籍がどうであれ、機転を働かせて危機を乗り越える「知恵」と「勇気」、「立派な人間として何かをやったと胸を張って言いたい」という「誇り高さ」を忘れなかったからなのかもしれない、
と思いました。
このあたりもまさにシンドバッドと通じるものがあったのではないか、
と私は感じました。
そして、「今・ここ」で一生懸命に生きながらも、どこか自分を冷静に見つめる目を持っている。これは「フェルトセンス」にも通じるものかもしれないと思います。
ですから、エディがアキラと再会したのは、
とても素敵なめぐり合わせだったとも思いました。
これが、この物語を読んでの、私の「物語」です。

そして
アキラ×エディから「かんな」さんへの応答メッセージも^^

かんなさん、ありがとう!
今ここ、here & now! 良い言葉ですね、今ここで。
かんなさんもコロナに負ないでいきましょうね
ーー Eddy 2020/12/5
読んでいただいてありがとうございます。
本当に、思いがけない再会で、トムが引き合わせてくれたと
確信しています。
その意味で、本当はトムは3人目の著者なのです。
ーー Akira 2020/12/5

ひと昔前、昭和生まれのわたしにとって1970年代、TVで放映された
「シンドバッドの冒険」のテーマソングが懐かしく思い出されました。
子どものころ、毎週ワクワクしながら観ていたことを覚えています。
大人になってから観てみたら、切なさ、人生についてを考えさせられる
そんなストーリーなのかもしれませんね~

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