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初めての白鳥庭園@名古屋

入場料300円の価値はある!

名古屋に住んでいるけど、実は今まで一回も行ったことなかったのが白鳥庭園。
なぜ来なかったか?
だって、お金払ってまで庭を見てもねぇ……と思っていました。

それが、なぜか最近自然が恋しくなり
「そうだ!庭園に行こう。」と思いついてしまい、今に至ります。

来てよかった!整う庭だった。

造園のこだわりが予想以上!

入り口からふらっと入りいい感じ。

天気も良くて気持ちいい。

名古屋だけど、ここは時間がゆっくりしていて、のんびり散歩を楽しめます。
何気なく通り過ぎそうな所に、すごい技術があるそうです。

コンクリートは使わない。天然石のみで積む技術。


奥に進むと竹林があって、所々に屋根付きベンチもありました。
木々の上からは複数の鳥のさえずりが響き、耳で方向を確認。
4羽かな。まるで会話しているようです。

竹林から鳴き声の雨が降る

歩き疲れたら

トコトコ歩いていくと、いい感じの橋があって、池には割と大きめの鯉も泳いでいます。ここは餌をやらないでください。って注意書きがあります。
しばらく行くと、何やら人工的なオブジェから水がブワッと噴き出すポイントに到着。ここの目の前がお茶屋さんみたいです。

ほぅ。

どれにしますか?(入る気満々)

私は、これにします。
(まさかの食券買うタイプでした)

名古屋と言えばあんバター

(わーい!ふわふわ〜♪)とニンマリ食べつつ目の前の噴水を見ます。
庭園も眺めつつ少しリッチな気分を味わってみます。
ふと、目の前には白鳥庭園のフォトブックがあります。
パラパラめくってみると、面白いことが書いてありました。

水の色気

滝を作るには、水を実際流してみないとわからないけれど、石を置く位置が高すぎても低すぎても流れない。飛び出した石によって水が分かれる。すると水が柔らかい表情になる。

(へぇ、水にも表情があるって捉えるんだ。面白い!)

この庭を作るときに、陶芸家の先生に「水の流れにも色気が要る」と言われた。石の柔らかい所が流れていく水によって削られ、石の硬いところは残るだけ。
すると水の流れに動きも出てくるし、自然味も出てくる。そこが色気になる。
作り手さんはこんな意識を持っていたそうです。

(なるほど、石の性質とか硬さにもこだわっているんだな。面白い!もっとよく滝を見てみよう)

滝めぐり

豆知識をつけたので、早速滝がある場所を探します。
岩の階段をヨイショっと上がっていくと、


滝あった。御嶽山をモチーフにしているらしい。

目の前にベンチがあったので、しばし水の音に耳を澄ませます。
この音は、家では聞けないマイナスイオン効果ありです。
これは、いい。心が整う。

そういえば、水の流れの話って人間関係にも似ているな〜。
柔らかい石=優しすぎる人で、硬い石=頑固な人。
水の流れ=調和のために社会で揉まれること。
柔らかい石は削られつつなじみ、硬い石は角が丸くなるが硬いままは残っていく滝の流れは、いろいろな人との関わりで、人間関係の中で優しすぎる人は相手のために少し厳しさを学び、頑固すぎる人はちょっと緩めると調和ってうまくとれていくんだろうなぁ。
なんて事をふわふわ思っていました。

この庭も25年時を経て、地域に馴染んで動物や虫たちも定着して今の形になっているそうです。人間関係も少しずつ調和を作っていい感じになるんだろうな。
家族も同じ。あんなに小さかった息子も自意識が出てきて、まだまだ甘えん坊だけどこれから社会の厳しさも学んでいく。厳しい母になりすぎないよう気をつけていこうっと。

はぁ、いい時間でした。
何で、今まで入場料かかるからって嫌煙していたんだろう?
ここの管理とか、維持とか人件費とか諸々考えたらめっちゃお得なことに今さら気づきます。うん。ありがとうございます。また、こよう。

おわりに


今はまだ紅葉の始まりだったので、
もう少し後だともっといい感じなお庭になっていると思います。
名古屋にお越しの際は、熱田神宮と共に白鳥庭園もいかがでしょうか?

お近くではない方も、
この記事の写真で、少しでも癒されてもらえたら幸いです。
見てくださりありがとうございました。

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