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連載小説/ダンジョンバァバ(連載中)

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半ば歴史から忘れ去られていた不毛の地で発見されたダンジョン。それを囲むように遺棄されていた小さな集落。ある者はそこで商いを起こし、ある者はハンターとしてダンジョンに消えてゆく。
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#ファンタジー小説

ダンジョンバァバ:第16話

【目次】 ―――・・・――― 天の塔 地上13階 ―――・・・――― 「キョウソウ! シヨウヨ…

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ダンジョンバァバ:第15話

【目次】 雲ひとつない空から降り注いでいた烈しい日差しは和らぎ、ドゥナイ・デンに夕暮れの…

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【目次】ダンジョンバァバ

ファンタジー × 老婆 × 長編小説 = ダンジョンバァバ ●登場人物【名簿】 ………▽ 目次 …

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ダンジョンバァバ:第14話(後編)

【前回】 【目次】 ―――・・・――― 地下21階 ―――・・・――― 完全なる暗黒空間のな…

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ダンジョンバァバ:第14話(前編)

【目次】 カナラ=ロー大陸南西部、セイヘン。荒涼とした不毛地に関心を寄せる者はおらず、い…

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ダンジョンバァバ:第13話

【目次】 タリューの高台に転送されるやいなや、全員の目が “それ” に釘付けになった。それ…

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ダンジョンバァバ:第12話

【目次】 トンボ、イノック、イラッチ、テレコ、ニッチョ、カナン、パッチ、べべ、ジャン…… 報せを受けた者たちがこぞって診療所に駆けつけ、ヘップたちを励まし、セラドの無事を願いながら帰っていった。 受付と待合室を兼ねた一室。 誰も喋らなくなってから、もう随分と時間が経つ。 重苦しい空気と不安に圧し潰されそうになりながら、ルカ、ホーゼ、ジーラ、そしてヘップの4人は、心の中で祈り続けていた。ルカは戦神ラゾスに。ホーゼは灼熱王ファルセ・ローと、氷の守護者イシィに。両膝立ちで合掌を

ダンジョンバァバ:第11話

【目次】 ドゥナイ・デン。 武具屋の裏に建てた大倉庫の中で、バァバはひとりほくそ笑んでい…

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ダンジョンバァバ:第10話(後編)

【目次】 【前回】 「セェー、リャ!」「ソォー、ヤッ!」「セェー、リャ!」「ソォー、ヤッ…

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ダンジョンバァバ:第10話(前編)

【目次】 その赤ら顔は日焼けか、あるいは酒か。暑苦しい男たちでごった返す、埠頭高台の青空…

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ダンジョンバァバ:第9話(後編)

【目次】 【前編】 報せを受けたバグラン、バテマル、ジアームの3人が医療用の大部屋に飛び込…

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ダンジョンバァバ:第9話(前編)

【目次】 全高100フィートはあろうかというドワーフが、威厳に満ちた表情で白銀の大地を見下…

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ダンジョンバァバ:第8話(後編)

【目次】 【中編】 (ここは……) 目を覚ましたセラドは視界一面に広がる木製の天井を見つ…

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ダンジョンバァバ:第8話(中編)

【目次】 【前編】 「あれですね」 ヘップはバァバに渡された地図を懐に収め、岩山の中腹に見える鉱山の入り口を指した。ゆっくりと進む馬上で船を漕いでいたセラドは、二日酔いと寝不足で大あくびをする。 「んぁ? 着いたか? ったくダンジョンを離れてアウトドアのはずが…… また穴潜りとはなぁ」 「ホッホ! ミスリルのために頑張りましょうぞ」 バァバが持ち掛けた「いい話」とは、ストーン・スパイダーの退治だった。喜ぶ奴などいるものかと5人は幻滅したが、ミスリルが手に入ると聞いて目の色