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古民家bar あめのちハレ

お気に入りの場所が見つかった。

場所は広島県安芸郡坂町、人口は約13,000人と小さな町に僕の大好きな場所ができました。

2018年西日本豪雨で甚大な被害を受けたエリアに店を構えており、空き家だった古民家を改修し昨年の7月にオープンしました。

名前をあめのちハレといいます。

止まない雨はない
必ず雨が降っても晴れる


そんな思いが込められた店名です。豪雨被害で沈んでいた町を元気にしたい、そんな意味もあったかもしれません。

JR呉線の線路を挟んだ西側にはショッピングエリアやレストラン、個人経営の飲食店がいくらかある一方で、東側にはそういった飲食店や地元民が集まる場所、地域コミュニティ形成の場所がありませんでした。そんな中オープンしたこの酒場は地元に愛され、ましてや僕のような町外の人々までをも虜にする、そんな場所になっていると感じます。

カウンターもあるので1人でも訪れやすい場所である

そもそも僕は以前も執筆したことがあるように1人が苦手なんです。
お気に入りのバーを見つけたい一心で勇気を出して訪れてみてから数回だけと訪問回数はそこまで多くはありません。
ですがすぐに僕自身のことを覚えてくれて、夢について語ったときはそれを応援してくれる。

そりゃみんな好きになりますわ。って感じです。

店内の様子

ただ酒場を作りたかったというよりは、みんなが集まれる場所、つまりはターゲットが限定されていない場所を作りたかったとお話の中で感じ取れました。

上の写真からも見て取れるように、子連れのお客様もいらっしゃいます。
ただお酒が好きな人だけがターゲットなのではなくて、育児中のママさんや子供を連れたファミリーでも気軽に遊びに来れる場所です。

「居酒屋」というよりは「地域コミュニティの場」なのでお子さんがいらしても何ら不思議じゃない。お酒を飲まなくとも、お子さん同士が遊ぶのを眺めながら食事とその空間・雰囲気を楽しむ。そんな場であると思います。

僕が滞在している際に訪問されたお客さんはみな店主さんの知り合いの方々ばかりで最近の話、子供の話などをされているのを見て、ここがいかに地域にそしてみんなに愛されているかを感じる瞬間ばかりでした。

大量のお酒(下段は泡盛)と本日のおばんざいが書かれた黒板

おばんざいが美味しいんです。一律¥300という破格にもかかわらず味は絶品。大量生産されたコンビニやスーパーのような味ではなく、手作りでしか感じられない暖かさを感じることのできる味。一度食べたら病みつきになる逸品ばかりです。

オーナーのめぐさん、旦那さんの恭さん共に楽しい人で。
お客さんとも簡単に仲良くなれて、僕みたいに年が離れた人にも変わらず接してくれます。
2人とも本当にこの場所が好きなんだなと。したい、やりたいに一生懸命ですべての瞬間を楽しんでいる、クソガキな自分ですがそう感じました。

地域コミュニティ形成の場所、みんなが集まる場所

自分もこんな場所を作りたい。バーとか飲食店とかではなくてもそんな場所を作りたい。

形はどうあれ、人と人とのつながりを重視する僕にとって「あめのちハレ」はあこがれの場所です。2人から学んだこと、感じたことは貴重な経験です。

また何回でも行きたいと思う、そんな場所が見つかりました。



オーナーのめぐさんとお店

あめのちハレ

広島県安芸郡坂町坂西1-23-25
営業時間:18:30~0:00
定休日:毎週火曜日、土曜日(他不定休)
店内にキッズスペース、店外に駐車場2台あり
TEL:070-9008-8402
手作りおばんざい全品¥300、テイクアウトも可能。
現金、カード決済も可能。
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