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「障害」?、「障がい」?どっちなの?

この記事は836文字あります。個人差はありますが、約2分でお読みいただけます。

このnoteではVoicy(音声配信)で配信した内容のテキスト版(要約版)です。詳しくはVoicyで聴いて頂ければと思います。

ちなみに、Voicyは下記チャンネルで毎日更新しています!



「障害」?「障がい」?

今日のテーマは「障害」という言葉についてです。日本では、「障害」という漢字表記と「障がい」というひらがな表記の両方が存在しますが、皆さんはこれらの表記にどのような印象を持っていますか?

「障害」という言葉は長年にわたって使われてきました。しかし、「害」の漢字がネガティブなイメージを与えることから、この表記を変更することが議論されてきた経緯があります。

「障がい」というひらがな表記に変更することで、このネガティブな印象が和らぐかもしれないと。

ちなみに、内閣府では、人の状態を表す際にはひらがな表記を、法令や行政的な文言には漢字表記を使うようにしています。

ことばを変えることの意味

でも、この表記の変更に対しては賛否両論があります。表記を変更するだけで障害への理解が深まるわけではないと指摘している人たちもいます。

当事者の方々はどのように感じておられるでしょうか。

パラリンピック水泳元日本代表選手の一ノ瀬メイさんは「私からしたら、障害は本人じゃなく社会やから、ひらがなに直して、勝手に消さんといてほしい」と述べています。

乙武洋匡さんは、表記を変えることの安直さを指摘し、「大事なのは障害者という呼称をなくすことじゃなくて、社会から障害を減らしていくこと」と強調しています。

もちろん、これらは当事者の方々の総意ではないかもしれません。
でも、こうした意見もあるのです。

表記を変えることは本質的なことではなく、社会全体で障害への理解を深め、当事者の方々が直面する困難に対して、その困難を減らし、より良い生活となるような取り組みが求められているんだということ、言葉遣いを超えたところに本質があるんだと考えてみてはいかがでしょうか。

佐々木康栄

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これまでnoteにまとめていましたが、TEACCHプログラム研究会東北支部のホームページに集約しました。宜しければご活用ください。


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