菅野完さんの二枚舌
菅野完さんは、荒井勝喜総理大臣秘書官が同性婚への見解を問われたときに「見るのも嫌だ。隣に住んでいたら嫌だ。人権や価値観は尊重するが認めたら国を捨てる人が出てくる」という発言をなしたことについて、YouTubeで触れていました。
この荒井勝喜総理大臣秘書官について菅野完さんは次のように述べて批判していました。
これは菅野完さんのYouTubeでの発言で、例の暇空茜さんから提起された民事訴訟を受けて非公開となっているものですが、私の文字起こしを示しておきます。
菅野完さんが差別発言をなした荒井勝喜総理大臣秘書官を批判することはわかりますが、この菅野完さん自身が荒井勝喜総理大臣秘書官の家族を標的として「僕は、荒井秘書官のご一家に『隣に住んで欲しくない』です。」というタイトルをつけて村八分にしようとしているのは一丁目一番地の差別であると私は批判してきました。
その菅野完さんが月刊日本2023年5月号の「置き去りにされる『6割以上の人々』」において、憲法審査会のメンバーをサルとよんだ立憲民主党の小西洋之参議院議員の差別発言に対して、まったく差別発言であるという認識すら持たずに「6割以上の人々」が小西洋之参議院議員の発言に関心を持っていないのであるから立憲民主党の小西洋之参議院議員の発言に対する対応が誤っているという見解を示しているのです。
菅野完さんといえば、石垣のりこ参議院議員の参議院宮城県選挙区の選挙に深く関わっていることが報じられましたが、私は選挙プランナーとして選挙の戦略を企画する業務などを受託していたのではないかと思っています。その菅野完さんが石垣のりこ参議院議員の元夫から民事訴訟を提起され、その報道の中で委託者である石垣のりこ参議院議員と交際していたことが明らかとなりました。もちろん、両者に配偶者がいなければ法的には何の問題もないわけですが、この報道を見て立憲民主党はどう考えるかという視点も考えなければなりません。
この週刊誌の報道によって流布された菅野完さんの言動に対して、立憲民主党の執行部は怒っているのではないでしょうか。選挙で候補者を当選させようとする業務を請け負った者がその候補者と交際をしていて週刊誌で報道されるということは法的には問題がないとしても、有権者の目を気にする党の執行部としては許せないことなのではないかと私は考えます。そのためか、令和3年の衆議院議員総選挙では無所属で立候補した福島伸享衆議院議員の選挙に関わっていたように感じる言動をなしていましたし、先の統一地方選挙では京都府議会議員選挙に立候補した日本共産党公認のあかたちかこさんの選挙に関わっていたように感じる言動をなしています。少なくともこの報道以降に菅野完さんが立憲民主党の公認候補の選挙に関わったのではないかと思わせる言動は見当たりませんでした。
同じ選挙だといっても地方議会議案選挙と国政選挙を比較すると後者が、国政選挙でも立憲民主党公認候補の選挙プランニングと無所属候補の選挙プランニングとでは選挙プランナーの知名度や評判に与える影響が大きくなり知名度や評判に与える影響も大きいのでしょうか。仮に、立憲民主党の選挙プランニングをやりたいがゆえに小西洋之参議院議員の差別発言に手ぬるいのであれば、菅野完さんはとんだ紛い物であるという批判を甘受しなければならないでしょう。