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どうやって漢字を勉強してる? 書字障害のある小5の場合

こんにちは。
みなさん、三連休はいかがお過ごしでしょうか?
我が家は外出があまり好きではない+家が大好きすぎる小5の息子がいますので、連休といっても、普段の休日とあまり変わりません。
個人的には、この天気の良さなので、少し出かけたいなぁなんて思ったりしています。

さて、今日は息子の苦手な勉強について、少しお話ししたいと思います。
定期的にお読み頂いている方は既に知っていただいていることですが、
息子には書字障害があります
全く書けないというわけではなく、書くことはできるのですが、
かなりの集中力や書くという行為自体にエネルギーが必要なため、
あまり書きたがりません。
学校の板書は、ICT機器が小学校に導入されている昨今でさえ、
そのような機器で代替はしておらず、「覚える」という方法を彼は使っています。
ですので、彼のノートはほぼ真っ白です。(算数は除く)

この「覚える」という方法で、どうにかなっているのは理科や社会です。
英語もどちらかというとコミュニケーションが主のようなので、そんなに困ってはないようです。

ただ、漢字にはかなり前から困っており、さらに、
算数も5年生にあがってからは苦手意識が芽生えるようになりました。

漢字は、そもそも書いて覚えるという方法自体が彼には合っていなかったのですが、練習量を減らすことで4年生までは対応していました。
3年生ぐらいまでの画数が少ない漢字は、その少ない練習量でも定着していましたが、4年生以降の画数が多い漢字はほぼ定着せず
ミチムラ式のデジタル教材も買ったりしてみましたが、
あれをわざわざ開くまでのモチベーションがない、という状態。
そのうち、学校の小テストもやる気がでず、ほぼ白紙だったり、
学期最後の50問テストの時は、机の上に突っ伏していたようです。
(※つまり採点できる状態ではないってことです。
担任の先生も0点と書くのはしのびなくおもったようで、点数も書かずに用紙が返ってきました…)

それが今は、夫が彼の勉強をフォローアップするようになってから、
ぐんぐんと定着し、2学期終わりの50問テスト時には42点、46点をとるまでにいたりました。

…なんて書くと、これからスゴイ教材を売りつけそうな前置きですよね。
ご安心ください。
コスト0円ですので♪

夫がやったことは
①覚えるプロセスは「書く」ではなく「説明する」にした
②そのあと、子どもに空書きをさせた

ということでした。

具体的には、
息子にターゲットの漢字がいくつか書いていある紙を渡し、
夫は白紙の紙を手元に用意。
息子がターゲット漢字、例えば「貯」だとすると、
息子が「左側に貝を書いて、右は上にうかんむり、下に一丁目、二丁目の丁を書く」と夫に伝え、夫はそれを紙に聞き取るというもの。

伝言ゲームみたいな感じです。
説明がうまくなければ、へんてこな漢字を夫が書き取って、ふたりで笑ったりして面白そうにしています。

この方法自体、なかなかうまく考えたなと思うのですが、
それ以上に私を驚かせたことは、夫が穏やかな態度でのぞめていること、
息子がうまく説明出来なくても責めることなく、さらに良い意味でしつこい。

上記の工程を1回なぞっただけではやっぱり定着していなくて、
たまに確認テストを息子にして、書けなかったらまたやるという、
当り前だけど徹底させるのはかなり辛抱が必要だったりする。
(ちなみに私は苦手です…)

結果として、漢字に苦手意識を持っていた息子は、
今でも決して得意だと思っているわけではないですが、
以前持っていた「無気力感」はもうなくなっています
(良かった…)

その他、上に書ききれなかったことを箇条書きでメモ。
🔒我が家は褒美で釣って、勉強をさせています。我が家の場合は、10文字やったら「スイッチ30分利用OK」など。褒美を与えることは「悪」という考えはなく、勉強の習慣づけのために利用しています。
🔒結果ではなくプロセスに焦点をあてたコメントを息子にしています。42点とってきたときも、「すごいじゃーーん。毎日頑張ってやってたもんねー」という感じです。
🔒これは今の学年だからできる練習方法かもしれません。低~中学年の時の基礎漢字については、ミチムラ式などで、基本的な漢字の構造や部首、パーツなどを習得しています。それがないと、口で説明することが難しいので。
🔒書字障害と一言に言っても、個々のお子さんの状態は異なるので、この方法が有効でないこともあります。息子は「読み」は問題なく、漢字をかたちとしてそれなりに認識はしています。恐らくですがワーキングメモリーが不足している関係で、細かくなると覚えられないという状況なのだと思います。
🔒私自身は、そもそも漢字の習得を重要視していないため、息子に対して、取り組まなくてもOKというスタンスでしばらくいました。息子が同様な考えであれば問題ないのですが、当の本人が「ほかの友だちのように書けるようになりたい」という希望を持っていたので、習得することに取り組むことになりました。つまり本人が望むことによって、対応は変わってくると思います。

次は、算数の勉強をどうしているのか、書いてみたいと思います。


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