7-お題

【フリー】良いコーチと打っている時は自分が上手くなったように感じる

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今回は質問がないので、フリーテーマで書きます。

今回はテニスの話です。私はテニススクールに入っています。レッスンの時間はコーチと打つ時間があります。コーチと打っている時は不思議なことに自分が上手くなったように感じます。反対に、レッスンメンバーと打つときは逆に自分が下手になったように感じます。

これは、コーチが良いコーチであることの証明です。良いコーチとラリーをすれば自分が上手くなったような気がします。それは、コーチが良い球出しをしているということです。良い球出しとは何かというと、最適なスピードと最適なコースで相手が取れそうでギリギリ取れないところに球を出すということです。レッスン生はそれをがんばって取ることで、上達していきます。

レッスン生同士のラリーでは、長く続かないことが多いですし、長く続いたとしてもゆるい球です。ゆるい球でラリーしている限り、続けるということはできても、変化のある球を打っていくという技術は身につかないでしょう。それは Nothing ball(なんでもない球)と呼ばれるものです。回転もなく、スピードもない、なんでもない Nothing ball をいくら打ち続けても上達は望めません。

以上のことから良いコーチとはどういうコーチかということがわかります。良いコーチはレッスン生の潜在的な能力を引き出してくれます。そのために、取れそうで取れないギリギリの球を出すのです。ギリギリの球を出すためには相手の技量を観察して見極める能力が必要です。その上でギリギリの球を出すテクニックが必要です。そのようなコーチが良いコーチなのです。それはテニスに限らず、あらゆる領域で言えることだと思います。

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