見出し画像

【アドラー心理学入門】#03 アドラー心理学が採用する基本前提の意味

月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。

前回は、アドラー心理学にアプローチする道のりとして次の5つの種類を提示しました。

(1) 5つの基本前提
(2) 3つのキー概念
(3) 治療技法とケーススタディ
(4) 応用領域
(5) 現代心理学へのつながり

最初の5つの基本前提とは、最も基本的な「仮定」です。「このように考えることにしましょう」という合意された仮定ですので、それを証明する必要はありません。

その5つの基本前提は、目的論、全体論、仮想論、社会統合論、個人の主体性(主体論)です。前回は「目的論」を取り上げて、それが近代科学の基本前提である「原因論=因果律」とどのように違っているのかを説明しました。

ここから先は

578字
この記事のみ ¥ 100

ご愛読ありがとうございます。もしお気に召しましたらマガジン「ちはるのファーストコンタクト」をご購読ください(月500円)。また、メンバーシップではマガジン購読に加え、掲示板に短い記事を投稿していますのでお得です(月300円)。記事は一週間は全文無料公開しています。