【アドラーオンライン】12 ライフスタイルではその人がどこに向かっているかに注目する
月曜日はアドラー心理学のトピックで書いています。しばらくアドラーオンラインの内容で書いています。ビデオと質疑応答で学ぶ「アドラーオンライン（note版）」もお試しください。現在ここで連載しているアドラー心理学の記事もまとめて読むことができます。
前回まで、アドラー心理学の１つ目のキー概念である劣等感を取り上げてきました。今回から、２つ目のキー概念である「ライフスタイル」を取り上げていきましょう。
私たちが他の人を見るときは、その人の性格に注目することがあります。性格はたとえば、おとなしい、社交的、嫉妬深い、サバサバしている、などの言葉で表現されます。性格についての研究は心理学の中でも最もエネルギーを注がれた領域でもあります。そして、また一般的な話題でもよく出てくるもののひとつです。「血液型性格占い」が日本でブームになった時期もありました。
アドラーは科学としての心理学が成立した最初期から性格 (character) や人格 (personality) についてのモデルを提示していました。そして、それに「ライフスタイル (lifestyle, style of life) 」という名前をつけました。アドラー心理学における「ライフスタイル」とは、現代の心理学における「パーソナリティ」の内容にほぼ合致します。
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