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#36 人はやっぱり変われないのかもしれない

2、3年くらい前、自分の中で心境が変わるような出来事があった。実際自分でも変わりようは自覚出来たし、付き合いの長い友人からも同じ評価を受けた。

どれだけ困難であったとしても変化の先にある姿を自分自身が強く望むのであれば人は変われるものだなと思っていた。

何が変わったかというと、人との付き合い方というか相手に対してする立ち振る舞いを意識的に変えるようにしていた。人生の中でしてきた失敗から自分のこういう所のせいで自分も苦労したし、相手に嫌な思いをさせている事に気付いて考えを改めた。さらに無意識的にも他者への思いやりの心も前よりも大きくなっていた。

ただ、ここ1年くらいは前の自分に戻ってきた。何なら前よりも悪化しているような気がしている。
人と関わるときに気を遣いすぎて、人といること自体がとても苦痛に感じる。相手の一挙手一投足に勝手に期待して落ち込んで。振り回す気はないんだろうけど、ひとりでジタバタして。自分の気にしすぎない性質のせいでひとりでしんどい思いをしていることに気づいた。
そうしたら人と関わること自体嫌になってきた。
周囲に壁を作って、集団行動自体を避けて、協調性のない自分の復活。

何が良くないって、元に戻ってきた自分に危機感を感じるどころか、そんな自分にしっくり来ちゃってること。
あぁ、俺ってこういう人間だったよな。

社会に出て、自分が間違ってるなんて微塵も思わずに意図して変わらないのか、変われないのか。そんなおかしな人をたくさん見てきた。自覚しているだけ幾分かマシなのかと思うけど、ハタから見たらきっと大差ない。

“誰か”のためなら変われるのかもしれないけど、
“自分”のためには変われそうにないみたいだ。

今日は27歳最後の日。
いつか自分が好きな”自分”になれたらいいな。


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