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アラサー独身男性。 考え過ぎてしまう人間ならではの視点でエッセイを書き始めてみました。

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最近の記事

#42 “暇”への恐怖心

僕の好きな言葉に ネガティブを潰すのはポジティブではない、没頭だ。 と言うものがある。これはお笑い芸人のオードリー若林さんの著書にある言葉だ。 子どもの頃から周囲に考えすぎ、気にしすぎだとよく言われてきた。そんな事は自分が一番、嫌なほど分かっている。考えても仕方のない事だってことすらよく分かっている。考えないように、と意識しても気付いたら考えている自分がいる。 ”自分より下”を見つけてはポジティブの押し売りをして、マウンティングに夢中になる彼らに自分を理解して欲しいとはこ

    • #41 募金をするようになった

      年始に能登半島で大きな地震があった。 ‘23年のゴールデンウィークに車で能登半島を一周した事もあり、すごく身近に感じた。だからと言うわけではないが、先日会社で今回の震災の影響で募金を集める機会があったのでお金を入れた。うちの会社は震災等があった際は募金を集める習慣がある。大きな声では言いにくいが正直今までは募金でお金を半強制的に徴収される、という様に感じていた。こういう所に自分のまともじゃない部分が現れている。 本当に人間として最低だけど、募金をした所で何か貰えることも無け

      • #40 2023年を締め括ってみる

        2023年の年始より始めたnoteも今回で#40。 ここの所書くことも減ってきて投稿の頻度は落ちている。今までは日頃の生活の中で感じた気持ちや過去を振り返った上での今の気持ちを書き残していた。そういった時の感情を何かに残して、忘れないように、教訓だったりになればと思って始めた。 ここ数年は自分の中でも心境の変化が大きく、そんな珍しい”今の自分”を残しておくことに意味を見出していたが、段々と昔の自分の感覚に近づいて来ている。まるっきり元通りには当然ならないけど、考え方だったり

        • #39 僕は多分結婚できない

          以前書いた記事で他人の至らなさを赦せるようになったと言ったが、訂正したい。あれは嘘です。 あの時の自分はいい意味でどうかしてた。 僕は元来自分のペースを乱されるのをすごく嫌う。 集団でいると、必ずしも自分のやりたい事ができるとは限らない。その場のノリで〜とか、そういう下らない同調圧力に最低限は歩み寄らないといけない。そういう事を言い出すヤツはただ自分の意見を通したいが故に数の暴力で人の意思を強制する。 いわゆるスクールカーストの上位の人間では無いって事もあるけど、そうだ

        #42 “暇”への恐怖心

          #38 飲み会を主催する人の気持ちが分からない

          先日、職場の飲み会に誘われて参加してきた。 歓送迎会の類ではなく、見知った仲で半年おきくらいの頻度で実施されている。 前回夏ごろ、ちょうど慰安旅行が終わった少し後に実施され、当初は参加する予定だったが、訳あって参加を辞退した。 いや、シンプルに人と関わるのが嫌すぎて断った。 何なら旅行中に断ろうしたくらいの勢いだった。 はじめに断っておくが、参加するメンバーに特別嫌いな人がいる訳じゃないし、むしろそれなりに話せる仲の人たちだ。誰がどうとかの話じゃなくて複数の人であれこれ

          #38 飲み会を主催する人の気持ちが分からない

          #37 心が削られていく

          職場にこんなヤツがいる。 機嫌が悪いと露骨に悪態をつき、周囲を威圧する。 そもそも話しかけても返事すらしない。 何があろうと自分の非を詫びず、 自分は悪くないと本心から思い込む。 こんなヤツらが職場に沢山いるってのはさておき、 世の中に一定数の割合で存在している。 接客業に勤めている方のストレスは凄いだろうな。 こういうヤツに出会った際、腹が立つというより なんかしんどいなって感じる。 ヤツらには相手に不快な思いをさせてやろうとか そういう打算的なものは多分ない。 でも

          #37 心が削られていく

          #36 人はやっぱり変われないのかもしれない

          2、3年くらい前、自分の中で心境が変わるような出来事があった。実際自分でも変わりようは自覚出来たし、付き合いの長い友人からも同じ評価を受けた。 どれだけ困難であったとしても変化の先にある姿を自分自身が強く望むのであれば人は変われるものだなと思っていた。 何が変わったかというと、人との付き合い方というか相手に対してする立ち振る舞いを意識的に変えるようにしていた。人生の中でしてきた失敗から自分のこういう所のせいで自分も苦労したし、相手に嫌な思いをさせている事に気付いて考えを改

          #36 人はやっぱり変われないのかもしれない

          #35 正論はまるで凶器のように

          僕は文系出身で、記号や数式を見るだけで嫌気が指す。 なのに話し方は理系っぽいらしい。 人に何かを伝えたり、納得させるにはデータや論理といった根拠が必要になる。それは主に仕事をする上で重視されるけど、プライベートな時間で友人や家族と意見が食い違う時にも同様だと思う。 でもその主義主張が正しければ正しいほど言われた側には突き刺さる。感情に任せて怒鳴るよりも囲い込むように、理詰めで逃げ場なく淡々と追い詰める方がよっぽどキツい。自分が新入社員だった頃の教育係がまさにそんな感じで正

          #35 正論はまるで凶器のように

          #34 話すのは得意だけど会話は苦手

          自分で言うのもアレだけど、我ながら自分の意見をスラスラと話すのは得意だと思う。そして、相手の反応を見るに世間一般の感覚とそうズレていないというか、納得させるだけの内容にはなっているようだ。 ただ会話=コミュニケーションとなると違う。 当然意見が食い違う事もあるし、相槌をいつ•どうやって打つかなど自分が話す以外の要素も重視される。言うならば愛嬌であり、相手への思い遣りが必要になる。 僕がしているのは演説に近い。目の前の人に話すと言うよりも自分の主義主張を述べているに過ぎない

          #34 話すのは得意だけど会話は苦手

          #33 ゼロか100か、な生き方

          タイトル通り僕はとても極端な性格をしている。興味のないことは言葉通り眼中にないし、触れたくもないくらいだ。 子どもの頃から勉強がとても嫌いだ。どの科目も全くといっていいほど興味がない。なのに親や先生から”やりなさい”と押し付けられるのが嫌で嫌で仕方なかった。勉強が好きな子は稀かもしれないけど、発狂しそうなくらい拒否反応を示していた。もちろん将来のためとか勉強しておいて損はない事は当時からよく分かっていたつもり。だから自分の中の最低限のラインはこなす様にはしていた。 一方で

          #33 ゼロか100か、な生き方

          #32 まともじゃなかった

          幼少期から実年齢よりも上に見られることが多かった。 老け顔って事もあるけど、子どもらしく無邪気に叫び周ることもなく、歳の割に落ち着いた雰囲気や言葉遣いがそういうイメージをもたらしたんだと思う。高校生くらいになっても教師からはどこか達観したような物言いからやっぱりしっかりした人という印象を持たれることが多かった。 就職して、社会人になっても落ち着いた雰囲気とスラスラとした受け答え、価値観などからやっぱり実年齢よりも上に、そして”しっかりした人”とイメージを持たれることが多かっ

          #32 まともじゃなかった

          #31 生きていくのって正直しんどい

          ここ1,2年生きているのが正直しんどいなって思うことが増えた。元々ネガティヴな性格で学生時代はひどく気持ちが沈む事はあったけど、今はそういう訳じゃない。 何かに特別悲観したり絶望しているんじゃない。 ただただ面白くないんだ。 これといってやりたい事も、欲しい物も、食べたい物や見たい景色ももうそんなにない。全くない訳じゃないけど、心から何かに惹かれている訳じゃなく、退屈しのぎというか、無理にでも何かに没頭して時間を忘れようとしているような気がする。 いったい自分はこれから

          #31 生きていくのって正直しんどい

          #30 段々と何も感じなくなる自分がいる

          ここ数日noteに書くことがあまりなかった。 今までどんな事を書いていたか見返してみると 普段生活の中で感じたモヤモヤや葛藤や、昔を思い返して気付いた自分なりの教訓を書き残したりしていた。 ここ数日仕事をしていて腹が立つ事はあったが、 正直自分の中で何か感じることが多くなかった。 あるにはあるが、別にどうだっていい。 歳を重ねると色んな事に情熱を持てなくなる。 新しいものにワクワクする事も、ショッキングな出来事に悲しんだり、怒りを感じる事もあんまりない。 重ねて言うが別

          #30 段々と何も感じなくなる自分がいる

          #29 何のために生きるか

          すごく哲学的なタイトルだけど、誰しも自分が生きている理由について一度は悩むことがあるんじゃないだろうか。 結論を言えば、そもそも使命を持って生まれてくる人なんていないと思う。つまり生きている意味や理由なんてものは端からない。だからもっと気楽に生きたらいいと言うのが僕の持論。 とは言え、人は生きていくうちに自分の生きがいを見つけていく。それは趣味や仕事など自分のためであったり、家族や子ども、ペットのためであったり。 自分にとって大切にしたいもののために日々生きていくんだと思

          #29 何のために生きるか

          #28 マッチングアプリの弊害

          昨今マッチングアプリ全盛期である。 僕も過去に2回、トータルで半年間やっていた。 (結果は出てないけども) マッチングアプリの基本は相手に希望する条件で どんどん絞り込んでいくこと。 年齢に始まり、血液型、身長、体型、住んでいる場所、仕事、休日、年収、趣味などなど。 もちろんお付き合いや結婚をする上で上記の要素が自分の理想にマッチしているに越した事はない。 休みが合わない、家が遠くて会うのが大変、趣味が合わない。こんな理由で別れるケースはよく聞く。 相手と仲を深める上で

          #28 マッチングアプリの弊害

          #27 本当はドライじゃない、でもドライでいなきゃいけない

          僕はよく冷めてるとか、クールとか、ドライだとか言われる。確かに感情的に声を荒げたりはしない。 話す時も感情よりも理屈を重視した話し方をする。 でも本当はとても感受性が強く、共感能力も比較的高い方だと思う。自分で言うのもアレだが愛情深いタイプ。 だから凄惨なニュースを見ると胸が苦しい。被害者の方やその関係者のことを思うとやり切れない思いに潰れそうになる。 いつからかそういった情報をシャットアウトするようになった。いち社会人として知らなきゃ行けないことも極力目を背けるようにな

          #27 本当はドライじゃない、でもドライでいなきゃいけない