見出し画像

『泣くこと=悪』にならないための考え方

この「声の文字おこし」というマガジンは、音声プラットフォーム『Voicy』にて声でお伝えしている内容を文字おこししています。声の方がより温度感が伝ってくるかと思うので、よかったらVoicyでも聴いてみてください。文字で読みたい方は、マガジンのフォローをしていただけるとうれしいです。

※こちらの記事を音声で楽しみたい方はコチラ↓

今回はですね、Voicyさんの今日のテーマが『#泣くことの効能』だったので、それに乗せてお話させていただきたいと思います。

泣くことってついつい弱虫とか、泣くことが悪いみたいなイメージを持たれてる方だったり、そういうふうに相手に声をかけちゃったりっていう方もいらっしゃるかなっていうふうに思うんですけど、

泣くってそんな悪いことばかりではないっていうか、泣くことの意味だったり、いいことについて、みなさんと一緒に考えるようなそんな放送回できたらなというふうに思ってます。

今回は"『泣くこと=悪』にならないための考え方"というテーマでお届けします。最後までお付き合いいただけますと嬉しいです。

みなさんは泣くことはあんまりよくないことっていうふうに、どれぐらいのパーセンテージで思っていますか?どうだろう、「泣くのはいけない」っていうふうによく言われて育ったっていう方は、泣く=悪だっていうイメージが強いっていう方もいらっしゃるかなって思うんですけど、

わたし自身は子どもも大人も泣いてもいいと思っていて、泣くっていうのが悪ではないというふうに思っています。

もちろん「ちょっとこの泣き方は…」みたいなことはあるかもしれないんですけど、それについてちょっと最後の方に触れさせていただこうかなと思います。

泣くのは弱虫っていうふうなイメージが結びついているパターンもあるかなって思うんですけど、でもプロのスポーツ選手ですごい活躍されている方でも、悔しくて泣いたりとか、泣くって言ってもいろんなジャンルの泣きがあると思うんですよね。

わたしは3月末まで保育士として4年間働いていたので、0,1,2歳児の子どもたちと関わる機会が仕事を通して多かったんですけど、0,1,2歳児って本当に日常的によく泣いている年齢かなっていうふうに思います。

赤ちゃんと接する機会があんまりないまま大人になったっていう方は、特に赤ちゃんが泣いていると「どうしよう、どうしよう」って、あわあわしちゃう気持ちが出てくる方も、多いんじゃないかなっていうふうに思うんですけど、

特に生まれて数ヶ月ぐらいまでの赤ちゃんは、眠いとかお腹すいたとか、暑い寒いとか、そういうふうに生理的な欲求を泣くことで表していることが多いです。

”泣き”は赤ちゃんと大人を繋げるコミュニケーションの一つだなっていうふうに思っていて、泣いたことで周りにいるお母さんだったりお父さんが「どうしたの、お腹すいたのかな?」って声をかけたり、「お腹すいたかな?」って試してみたりとか、

そういうふうにコミュニケーションをとる一つのことかなって思っています。

私が保育園で働いている中で、特に泣きに触れる期間というと入園直後なんですけど、大人の私のがその立場になっても「それはそうだな。」っていうふうに思います。

ずっと一緒に過ごしてきたお父さんやお母さんと安心して過ごせる人と離れて、どこだろう誰だろうっていう人と一緒に過ごす、しかもまだ見通しがつかないから、いつまたお父さんやお母さんが戻ってくるかもわからないという状況だと、そりゃ泣くよなって思うんですけど、

子どもたちがその保育園や保育士のことが怖いっていう気持ちだったり、行きたくないっていう気持ちが100%っていうわけではないと思うんですよ。

もちろん離れるのが嫌だったりするとは思うんですけど、その保育士に対してとか、興味が何%かある中で、その割合で葛藤しているっていう時期がよく泣いているような時期かなと思います。

なので保育園やそういう初めての場面に預けるときを経験するようなお母さんお父さんには、そういう自分の子どもは今すごく葛藤してるんだなっていうふうに思っていただけたら、ちょっと感じちゃう罪悪感とか、そういうのもできるだけ少なくできるかなっていうふうに思いますし、

普段お子さんと接する機会がない方でも、例えば友達の子どもをちょっと抱っこさせてもらったときに、めっちゃ泣いたってなったら、「あ〜、泣いちゃったか。」って、ショックな気持ちが湧いてきたりもするかもしれないんですけど、

嫌いだから泣いているっていうわけではないんだって、怖いっていう気持ちが100だから泣いてるわけじゃないんだっていうふうに思うことで、受け止め側の気持ちも変わってくるかなと思います。

そして1歳を過ぎて、どんどん自我が芽生えてきて、自分の気持ちを表すっていうことの一つとして泣くって言うことが出てくると、これはね、大人がちょっと困っちゃうよなっていう場面が多くなってくるかなと思います。

イヤイヤ期ってやつですね。「これがしたい、これが嫌だ」っていうのを自分の気持ちにうまく折り合いがつけられなかったり、折り合いがつけられない自分の気持ちを言葉ではうまく表せないけど、もうモヤモヤしてるしイライラしてるしっていう気持ちを泣いて表すっていうふうに出ているんだなって思います。

このときのイヤイヤ期で多い泣きというと、これがしたかったとか、これが嫌だった、自分でしたかったっていう気持ちかなっていうふうに思うんですけど、

そんなときなかなか大人のそのときの状況にもよって、もう落ち着いて対応できなかったりっていうこともあるかなと思うんですけど、できる限り「ふぅ〜。」ってして、共感をまずして受け止めてあげるっていうことが大事だなと思います。

大人も気持ちの整理がつかなくて泣いちゃったとき、誰かに受け止めてもらえたら、一旦落ち着くことができるかなっていうふうに思うんですけど、

「もうなんで泣いてるの」って、「泣かなくていいじゃん」っていうふうに泣いてる理由を全く聞かれずに、全くそのことを共感してもらえずに、否定というかとりあえず泣き止んでって言われると、「へぇ〜…」ってなるかなと思います。

なので、子どもに対しても、泣いてる場面でまず共感してあげて、受け止めてあげるっていうのが大事だなって思います。

その泣いている理由が「どうしても〇〇したかった」っていうので、叶えられない場合は、受け止めた上で「〇〇だからそれは無理なんだよ」っていうことを伝えるっていうことが大事かなと思います。

わたしが保育士として働いているときに、泣いている子どもに対して「〇〇くんは〇〇したかったんだよね。」って声をかけたら「違う!」って。絶対そうだなってわたしはね思ってるんですけど、「違う!」っていうふうに、なかなか気持ちが落ちつけられないっていう場面もあったりしたんですけど、

そのときは一旦落ち着けるように「ちょっとお茶飲もっか」って別のアプローチをかけてみるのも大事かなって思います。

大人でもね、とりあえず背中さすって、「とりあえずお水飲みなよ」もらえたら、「ふぅ。」ってなれるかなと思うので、そういうふうに工夫してみてもいいのかなと思います。

あとは、お子さんがよく泣くからすごく困っているっていうパターンだとしたら、その子のことをすごくよく観察してみて、どんなことから泣くに繋がっているのかっていうのをじっと見てみると、

「なるほど、ここでもどかしさを感じたんだな」とか、「これがきっかけでイライラに繋がって、んーってなって泣いてるんだな」っていうふうに、この種のところを見つけると、なるほどって、まず共感するに繋がりやすいかなっていうふうに思います。

いろいろ経験値を積んだ大人からすると、そんな小さいことで泣かないでよっていうふうに思っちゃうこともあるかなって思うんですけど、

子どもはまだまだ人生経験がこんだけだって、その中で「そら、こういうふうに感情が動いたり、それを泣くで表したりするよね」っていうふうに思えると、

わたしたち大人側の『子どもが泣く』に対する受け止め方も、なるべく負の方に持っていかずに、自分のイライラに繋がらずに済むかなっていうふうに思います。

もちろん大人だってそのときのコンディションだったり、状況だったりいろいろあるので、子どもが泣き出したりすると「あぁ〜!」って思っちゃったり、イライラしちゃったりするときもあるかなと思います。

子どもの泣き声のタイプによって、全然受け止め方だったり感じちゃうストレスも違ってくるかなっていうふうにも思います。

例えば、めちゃめちゃ大きい声だったり、すごい高い声でキーキー泣かれたりとかすると、同じなくても全然ダメージが違ってくるかなというふうに思うので、もう非常事態の泣き以外の泣きは、かわいく変換してくれたらいいのになって思っちゃいますよね。

最後に、わたしがこの泣きは「んー。」って思うのがあるんですけど、それをお伝えします。

子どもも大人もなんですけど、自分が泣くことで周りの人に動いてもらおうとしたり、泣くことで欲求を通そうとしたりすることは、「んー。」って思います。

これは共感していただける方、多いんじゃないかなと思います。

子どもに対してだったら、「泣く事で全部が思い通りになるっていうことはないよ」っていうのを感じてもらうために、大人側が子どもの言う通りに動かないようにするっていうのが大事だと思いますし、「泣く代わりにこうするといいよ」って伝えられるといいかなと思います。

以上、"『泣くこと=悪』にならないための考え方"というテーマでお届けしました。

今回の放送が、自分の『泣くこと』について考えるきっかけだったり、子どもの『泣く』に対しての自分の考え方だったり、そんなことについて考えるきっかけになったりしたら、うれしいなと思います。

こはらなつでした〜!それではまた〜!

\ こはらなつ 関連リンク /
▶︎ Twitter ▶︎ Instagram ▶Threads
▶︎ LINEスタンプ・絵文字
▶︎こはらなつのサイト ▶︎ 公式LINE
▶︎ SUZURI ▶︎ Voicy(音声配信)

いただいたサポートは、今後の“ワクワク”を生み出すための活動資金とさせていただきます。みなさまいつもありがとうございます!