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「サクラノタトゥー」(ピノキオピー) 感想

画像は最近描いたアイコン用の自画像的なやつです。
歌の感想である割にめちゃくちゃ自分語りになりますが、書きます。

私は桜が好きです。桜の花も、桜色も、桜の花言葉も、桜の持つイメージも、桜の歌も、自分の名前も、桜の全てが。

好き、なのですが。いつも「桜」の入った自分の名前は自分には勿体ないし、似合わないな〜とばかり考えていました。

桜の花言葉は「優美な女性」や「純潔」だと言う。
…あー似合わねぇ〜なんも優美じゃねぇよ〜〜
せっかく親が与えてくれた名前だけど、私はか弱く可憐なタイプの人間には育ちませんでした。どちらかと言うとパワー型みたいな(?)

今も昔も、私の目線から見た世間では「桜」が儚く可愛らしいものとして扱われていました。桜がテーマの歌は大体バラードで、儚く舞い散る恋心がどうのこうのって…まあそれも好きではあるのですが。

しかし、ボカロpのピノキオピーさんと一二三さんが共同制作された「サクラノタトゥー」という楽曲を聴いてからは、私の中のそのイメージが覆されたようでした。

「えっっっピノさんが本当に桜テーマの歌を作っちゃったよ!?!?」とその事実に当時は物凄く驚きましたが、聴いてみたら更に驚きました。
アップテンポで力強いボーカル。
ピアスバチバチでタトゥーの入ったMVの少女。
私の解釈が正しいかは分かりませんが、その歌の歌詞はこの世のいろんな理不尽を飲み込んで生き続ける強い人を描いているようでした。
簡潔に感想を述べると、バチクソかっこよかったんです。

最初は「おお…うん…?思ってたんとはだいぶ違うな」と何となく腑に落ちませんでしたが、何回か聴いているうちに気づいたことがありました。
腑に落ちなかったのは単純に、今まで自分の中に植え付けていた「桜」のイメージとは異なったからなのだと。殻破りな印象があったから違和感を感じたわけです。

「そうか…『強くてかっこいい桜』もありなんだな…」
という考えが少しずつ精神に染みて、心が震えました。
以来、「サクラノタトゥー」はお気に入りの歌の一つです。お気に入りが多すぎるのですが笑

聴いたことがない方は是非、これを機に聴いてみてください:

「失敗も後悔も己の血肉となって すべて 愛してやるさ」

追記:恋桜は実名ではありませんが、実名に因んでつけた名前です🌸

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