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穏やかな暮らしに、パンの匂い

私の理想とする、穏やかな暮らしがあります。

それが、こちらの作品の主人公の皆さん。

「月とマーニ」の絵本が大好きだった女の子。
やがて大人になって、「大変」が重なり、壊れそうになっていたところを水縞くんが「月浦で暮らそう。」と誘ってくれます。
そんな月浦での、りえさんと水縞くんの穏やかな暮らしの物語。
2人がやっている「カフェマーニ」を舞台に、人と人との優しい物語が始まります。


『しあわせのパン』
大好きな作品なんです。

友だちと小さな映画館でみて、感動したのを覚えています。

なんて、穏やかで優しいんだろうって。

それから、DVDでレンタルしてみるようになり、数年前中古で購入してしまいました。

それくらい、大好きなお話です。

水縞くんとりえさんの穏やかな関係。
自然あふれる暮らし。
パンの美味しそうな、ふっくらとした感じ。
ゆかいで優しい、周りの人たち。

冒頭のりえさんの語りから、ひきこまれていきます。

初恋の相手は、マーニだった。

「しあわせのパン」冒頭のセリフより

大人になって、働いて。
いつの間にか「大変」で。
ただ1人の家族、父が亡くなって、「大変」で。
心が1人で小さくなって、マーニはいないのだ、と心に決めた。

「しあわせのパン」より

話の中で、りえさんのふとした言葉にもハッとすることがあります。

私もね、無理して笑うことあるんです。
素朴なパンもいいですよ。

「しあわせのパン」のワンシーンより

りえさんの影のある部分を水縞くんが支えようとする姿、とても人間らしくて素敵だなぁ、と思いました。

2人のささやかな暮らしの楽しみ。
人との関わりの中に「暮らし」があること。

とても、見ていて穏やかな気持ちになれます。

この物語の中に出てくる食事も、大事な鍵となります。

水縞くんの焼く美味しそうなパン。
りえさんの作る美味しそうな、スープ。
豆から挽いて作る、コーヒー。

思わず、北海道に行きたくなりますし、登場人物たちの心を開く大事な鍵となるのです。

是非とも、見てほしい作品です。

こんな穏やかな暮らしが、私の理想だな、と最近また思うようになりました。同じ毎日だと、飽きちゃうかもしれない。
でも、出会う人との関わり、毎日の食事、自分と向き合うことで、違うことってあるのかもしれないな、なんて思うので。

ささやかな楽しみを見つけて、毎日を楽しくしていきたいです。

そんな私の、理想の暮らし。

あぁ、まだ語りたいのに、うまく言葉にできません。
いずれ、また語ろうと思います。

それでは、また。


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