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九谷焼の事業を始めます〜目に見えにくい豊かさを社会に実装するという営みの始まり〜

加賀市に移住して11ヶ月目。
ようやく、自分なりに進んでいく方向性が見えたような気がしている。

こんな企画を始めた。
(みんなぜひ参加してね!)

2020年6月14日(日)13:30 - 15:00
です。(笑)

これは、加賀市にある九谷焼という伝統工芸品を、実際に作っている工程を見学してもらう企画です。
その中で、わからないことや気になることは随時質問してもらったり、実際にそこで直接購買できるようにしてもらいました!
何より、まずどんなものが、どのような工程を経て、どんな想いが乗って、手元に届いているのかということをどうやって伝えられるのだろうかと試行錯誤していたりする。

正直、僕もこの企画を考えてから、九谷焼の勉強をし始めたので、全く詳しくない。
まだ勉強中だ。
(と、先日とある職人さんにお話をしたら、僕らもまだ勉強中なんだよねと言われたので、終わりはないのだけれど。笑)

今回は、個人の窯(自宅)なので、普段は入る機会は少ないが、オンラインでの配信は快諾いただけた(本当にありがとうございます)。

なぜ、この企画をやろうと思ったのか。
その背景をつらつらと綴っていく。

この事業に至った背景と想い

4月5月は、新型コロナウイルスの影響で、加賀市の飲食店が閉まっていた。

僕の生活は、基本的に外食だったので、食事のインフラを失ったような気分になったのだが、まあそんな状況なので、自炊せざるを得なくなったのだ。
久方ぶりの自炊なので、自炊と言えるようなものでもなく、最初は冷凍食品を買ってきてレンジでチンするだけだったり。
まあ、端から見ればなんとも貧した食生活だったと思う。

同時に、オンライン飲み会というものが流行った。
流行に遅れることなく、オンライン飲み会というものを結構やった(むしろもっと前からやっていたような気もするが)。

僕の家には、つい先日まで食器や調理器具がなかった。
外食ばかりで使わなかったので、必要になることがなかったのだ。
しかし、こんな時節柄、流石にないと厳しいとなって、手に入れた。
その時僕はこだわりを持つっていう発想がなくて、何のこだわりもないものを買ってみた。

自炊をしていく中で、自分なりにこだわって料理を作ってみたりもした。
普段は作らない料理をしてみたり、少し手の込んだことをしてみたり。
でも、作ってみて思ったのは、「あ、なんかお皿で全然印象違うんだろうな」ということ。
例えば缶ビールと生ビールでおいしさと満足度が変わったり、スーパーで買ってきたお惣菜をパックのまま食べるのか、お皿に盛り付けて食べるのかで違ったりするように、どんな器に入れて食事を楽しむのか、お酒など飲み物を楽しむのかによって、自分の豊かさも変わってくる。
だからこそ、どんな器を使うのか、そこは丁寧に選んでもいいのかも知れない。

購入頻度も高くないからこそ、もしかしたら一度買ったきり10年買い換えないかもしれないからこそ、5年10年どんなものを使いたいのかを考える。
その過程から、豊かさは始まっているのだと思う。

日々の生活の中に、ほんの些細な豊かさを入れ込んでいけば、生活の集積たる人生も豊かになるのではないでしょうか。

そんな想いで、みんなに少しでもそれが届くように、この事業を始めました。

余談

こういうのは手短にまとめた方がいいのだろうと思って、今回は割と手短にまとめてみた。

短くまとめたときに、どれくらいちゃんと伝わってるのかなと不安になる気質故、わからないこと、不明な点、ここはどうなん?って思う点、など様々なフィードバックをもらえると嬉しいです。

皆さん、ぜひ参加してください。

サポートしていただいたお金は、加賀、石川、日本海側を活性化させる事業に使わせていただきます!