Kohei Satake

株式会社Root-N 代表取締役|思想家|「加賀風土記」←「生命を生き切る」

Kohei Satake

株式会社Root-N 代表取締役|思想家|「加賀風土記」←「生命を生き切る」

最近の記事

小水力発電、動き始めました!【一緒に活動してくれる仲間募集してます!】

加賀市下河崎町にて、小水力発電の小さな実験を始めました! 赤い屋根のケーキ屋tsunaguさんのお隣にある用水路に、ピコピカを埋め込んでみました。 ピコピカを置くだけでは水の流れが悪く、流量自体もそんなに多いわけではないので、ブロックで水を堰き止め、流れを作りました。 結果的に、ピコピカのスクリューも安定して回り、ライトもつきました! こちら、本日2022年5月28日より、一ヶ月ほど、6月の末頃まで置いてありますので、興味のある方は、ぜひ一度足を運んで見てみてください!

    • 生命に身を委ねて|24時間ライブ配信をして考えた人生のあり方

      昨年より始まった、加賀の24時間ライブ配信、soyokaze。 有志のメンバーでコンテンツを作り、ゆるふわに24時間配信し続ける番組です。 昨年はコンテンツを担当させてもらい、今年はコンテンツのサポートに入りました。 その中で、とても思うことがあったので、今回はキーボードを叩き、これからのために残しておこうと思います。 コンテンツコンテンツは様々。 今年のタイムラインは以下の通りでした。 「ダイスの旅」では、大学生の子が加賀からサイコロ3つの出目の合計数だけ駅を進んで

      • 共に温度感のある「場」をつくる仲間を募集〜自然の声に耳を傾け、安心から余白と創造、そして循環を〜

        コミュニティマーケットと循環とある本を読んで、とても感銘を受けた。 「不特定多数のマーケット化せず、特定多数化することで、共通文脈を生み出して、複数車線の価値交換に変化させる」 「金銭的な価値に収斂しない価値の保全や育成」 「感情の精算と健全な負債感の設計」 とても興味深い内容だった。 殊、経済学をやっていた人間にとって、マーケットというのは当然出てくるワードであるし、起業してからも市場調査など、市場というのは常につきまとってきた。 この時に出てくる「市場」、「マー

        • 【2011.3.11から10年】僕は加賀市で小水力発電に取り組む〜創りたい未来をこの手で手繰り寄せる〜

          エピローグ2011年3月11日 14時46分 教室にある黒板の、粉受けに置いてあった丸時計が、ゆっくりと、左右に揺れた。 誰も触っていないはずなのに。 授業中でもない教室。 誰かいたような気もするし、誰もいなかったような気もする。 兎にも角にも、揺れる丸時計が妙に不気味だった。 揺れる時計が、遠く離れた東北で起こった地震によるものだと知るのは、帰宅してからだった。 帰宅すると、津波の様子がテレビで放送されていた。 残酷な絵だ。 目を背けたくなった。 でも、これが現実だ。

        小水力発電、動き始めました!【一緒に活動してくれる仲間募集してます!】

        • 生命に身を委ねて|24時間ライブ配信をして考えた人生のあり方

        • 共に温度感のある「場」をつくる仲間を募集〜自然の声に耳を傾け、安心から余白と創造、そして循環を〜

        • 【2011.3.11から10年】僕は加賀市で小水力発電に取り組む〜創りたい未来をこの手で手繰り寄せる〜

          「自分を大切にする」ことの向こう側

          「自分を大切にしなさい」 そう言われた時、一体どうしたらいいんだろう。 確かに蔑ろにしていたなと思う部分もあるかもしれない。 それでもきっとみんな、自分なりに自分を大切にしているつもりだろうし、その上でどうしたらいいかわからないなんてこともあるのではないか。 僕も、「自分を大切にしてあげてね」と言ってきた。 でも、もしかしたら相手にとっては、それが何をすることなのかわかっていなかったのかもしれない。 どうしたらうまく伝わるだろう。 「自分を大切にする」ということがもう少

          「自分を大切にする」ことの向こう側

          拝啓 志高き同志へ

          拝啓 志高き同志へこれは、かつての僕にむけた言葉であり、未来の同志に送る言葉でもある。 ほんの少しだけ、僕の話をさせて欲しい。 人生を振り返って僕は、20歳の時に友人を、二度、亡くした。 友人の親も兄弟も、よく知った人だったこともあって、その辛さを想像すると心が痛くなった。 「どうしたら周りの人を悲しませずに死ぬことができるだろう」と考え始めた。 「生命を生き切る」の原型は、ここで生まれた。 21歳の頃、地元の友人が放った「政治とか、クソだな、よくわからん」みたいな言葉

          拝啓 志高き同志へ

          丁寧に、記憶を辿って 〜地域を問い直す〜

          「地域」とはどこなのか。 なぜ「活性」をするのか。 本当に「活性」が必要なのか。 どのような「活性」が必要なのか。 僕は地方創生という言葉が嫌いだ。 大嫌いだ。 「地方」を創生してあげます感を感じる。 都市と二項対立で区分した時の地方を、都市目線で創生する。 ぶっちゃけ、意味がない。 日本に地方なんてない。 あるのは、様々なまち。 そのまちに生きてる人には顔があり、表情があり、感情があり、生活があり。 地方創生は、そんなことは考えない。 第一期で国が掲げていた地方創生

          丁寧に、記憶を辿って 〜地域を問い直す〜

          加賀風土記を創れ:一歩目

          1. 風土に根差し、表現すること。 2. 挑戦し続ける気風を持ち続けること。 3. 天下の回りものであるお金を回し続けること。 加賀風土記を創る上で、僕が大切にしたいことだ。 ようやく、僕自身、ここに向かって一歩目を踏み出した。 法人設立しました。はい、法人を設立しました。 名前は、株式会社Root-N(ルートン)。 (弊社Webサイト: https://www.root-n.co.jp) Nに込めた想いは、三つ。 1. Natureに根差すこと。  僕らは自然

          加賀風土記を創れ:一歩目

          散歩旅の事業を始めます〜どこからでも、生々しい加賀と出会えるようにと願いを込めて〜

          「九谷焼で事業を始める」と宣言したのが、もう2ヶ月も前の話。 九谷焼の事業から、一旦方向転換をし、「散歩旅」の事業(後述)を進めていくことにした。 (※事業内容に関して知りたい方は、「散歩旅」とは何か の章をお読みください。) 心の梅雨「自燈明」 故 瀧本哲史先生の『2020年6月30日にまたここで会おう』という本の中にあった言葉。 「自ら、明かりを燈せ」というメッセージ。 僕は、九谷焼で、この世界に、己の力で明かりを燈すことができるのだろうか。 何度も悩んで、どう

          散歩旅の事業を始めます〜どこからでも、生々しい加賀と出会えるようにと願いを込めて〜

          九谷焼の事業を始めます〜目に見えにくい豊かさを社会に実装するという営みの始まり〜

          加賀市に移住して11ヶ月目。 ようやく、自分なりに進んでいく方向性が見えたような気がしている。 こんな企画を始めた。 (みんなぜひ参加してね!) 2020年6月14日(日)13:30 - 15:00 です。(笑) これは、加賀市にある九谷焼という伝統工芸品を、実際に作っている工程を見学してもらう企画です。 その中で、わからないことや気になることは随時質問してもらったり、実際にそこで直接購買できるようにしてもらいました! 何より、まずどんなものが、どのような工程を経て、ど

          九谷焼の事業を始めます〜目に見えにくい豊かさを社会に実装するという営みの始まり〜

          2010年代の振り返りから2020年代へと顔を上げて〜未来を走り切るために何を見ているのか

          <新年のご挨拶> あけましておめでとうございます. 今年もどうぞよろしくお願い致します. 2019年も引き続き至らない僕ですが,なんとか2020年も必死に生きていきます.  2019年から,年が明けて2020年になった.2010年代にようやく終止符を打ち,これからは2020年代へと突入した.2020年東京五輪,2025年大阪万博.僕らの人生は続いていくはずなのに,それより先の未来に対しては悲観的な予測しかなくて,悲観的な話に対してどう改善していくのか,改善した先にどんな未来

          有料
          500

          2010年代の振り返りから2020年代へと顔を上げて〜未来を走…

          トイレの神様よ,もう一度

          トイレには それはそれはキレイな 女神様がいるんやで だから毎日 キレイにしたら 女神様みたいに べっぴんさんになれるんやで 日常,格別意識しているわけではない. トイレに行けば,そこに神様がいるんだ. そんな感覚をずっと持っているわけではない. しかし,自分の中のどこかに,そんな感覚がある. ずっとあるわけではないが,ふとした瞬間に,顔を出して,思い出す. トイレの神様で有名な植村花菜さん 2010年にリリースされた,植村花菜さんのトイレの神様という曲がある. この曲は

          有料
          300

          トイレの神様よ,もう一度

          僕は一度死んだ

          僕は一度死んだ. 死の物語を追体験する中で,一度死んだのだ. そして,その時に感じたこと,思ったこと,自分の願いがとても浮き彫りになったので,備忘録がてら綴っていこうと思う. 死を遠ざけてきた歴史の中で我々人間は,文明を作る中で,自然を開拓し,その中に人間社会を築いてきた. 自然は,我々人間がこの世界に誕生するよりも遥か昔から存在しており,そんな場に,ほんの最近お邪魔している存在に過ぎない. それが,我が物顔で自分たちにとって都合のいい社会を切り拓き,地球環境に負荷をかけて

          有料
          200

          僕は一度死んだ

          僕が受けてきた教育から見る未来の教育について

          加賀に来て,自分より年下の人間と触れ合う機会が増えた. 彼らは大学生ではない. 0歳から高校生くらいの子供たちだ. 加賀に来てから,様々な方にお世話になっているが,またそれと同時にその方々のお子さん方にも遊んでもらっている.   そんな中,僕がお世話になっている藤永さんという方が言い出しっぺとなり,教育のイベントを開いた. 現状,加賀市には大学がない. そのため,高校卒業後,大学進学のため県外に出る人が多いのだ. そんな加賀市でも,もっと教育の選択肢を増やせるんじゃないか.

          有料
          300

          僕が受けてきた教育から見る未来の教育について

          平成から令和へ,そしてその先へ

          平成という時代に生まれ育ち,人生で初めて改元を体験した. 決して,そんなに多く体験できることでもないと思う. そういう意味では,今年の体験はとても貴重なものだったと思う. そして,改めて,時代という大きな流れの中で自分がどう生きるのかを見つめ直す機会となった. この度即位された今上天皇は,御年59歳. 今回のような生前退位を前例として行っていくのか,はたまたこれまでのように御存命の間は退位されないのかはわからない. それでも,御年と寿命等から考えれば,これからこの時代は2,

          有料
          200

          平成から令和へ,そしてその先へ

          「恋愛ってなんですか?」

          先日,とある女子高校生に質問された. そして,悩みに悩み,何も答えられなかったので,このnoteをもってその回答としたい. なお,このnote執筆にあたって,特に参考文献はなく,筆者の感覚や体験などの主観のみに基づいて構成されている. 「恋愛とは何か?」歴史上様々な偉人たちすら,同じ悩みを繰り返し,そして長年の歴史に渡る知の集積をもってしても,この問いに明確に答えられる人はいない. 僕は一言ではこの質問に答えることができない. そもそも,この問い自体何を問われているのか,と

          「恋愛ってなんですか?」