短い時間の緊張
昔の職場でご一緒した先輩から電話が来た。
名前が画面に出た瞬間、一呼吸、大きく息を吸って指を左から右に。
20分弱の電話だったが、私には1時間位の長さに感じた。
様子伺いの電話をしてくださるのはとてもありがたいのですが、歳を重ねても先輩との会話は緊張する。
でも、そういう人がいるからこそ、今があるのだ。
私が大事に思う先輩方は、みなさん出世して大きな規模で仕事や人をまとめる職に就いている。私はそんな力などないので、小さな規模で仕事や人をまとめることが似合っている。先輩方から学んだことを生かして。
いずれまた一緒に仕事をしたいと思っていても、人事はめぐり合わせだから無理に近いだろう。こうやってつながってくださっているだけでもありがたい。だからこそ、私ができることを、今、与えられている場所でしていかないと。