TAKAHASHI HIROKAZU

精神科臨床の場面で思うことや感じることをたまにnoteにまとめようかなと思います。

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最近の記事

夫婦円満の秘訣

幸福の自己責任論では自分の幸せに責任を持ち、自分で自分を大切にする生き方をご紹介しています。自分の幸せを自給自足できれば誰かに何かを強いる必要がなくなるので対人関係も円満になりやすいですからね。そこで自分の幸せに責任を持っているかどうかという視点から夫婦関係を分類し、夫婦円満の秘訣について考えてみたいと思います。 まずは対人関係や夫婦関係をどちらが自分の幸せに責任を持っているかという観点から以下の4パターンに分類してみます。 ①どちらも自分の幸せに責任を持っている ②自分

    • 自信と過信

      幸福の自己責任論では自分で自分を大切にすることで自己肯定感を高める生き方をご紹介しています。でも自信がありすぎるのも問題ではないかという疑問を持たれる方もいるかもしれません。そこで今日は自信と過信について考えてみたいと思います。 まず自信には3種類あると言われています。それが自己肯定感、自己効力感、自己愛です。それぞれみていきましょう。まず自己肯定感とは自分の存在に対する自信です。「ありのままの自分には生きる価値がある、愛される価値がある存在だ」というような、在り方、Bei

      • 不安を減らす方法

        幸福の自己責任論では自分で自分を大切にすることで自己肯定感を高める生き方をご紹介しています。これにより自分を肯定できる分だけ自分以外をも肯定できるようになり、悲観的観測や不安感などの否定的な思考や感情も減っていきます。そこで今回は不安を減らす方法について掘り下げてみたいと思います。 はじめに不安とは何かについて考えてみます。まず過去のことに対して不安になる人はいないので、不安は未来に向けた感情であることがわかります。そのため不安は未来=行動前だけに存在し、過去=行動後には消

        • 対人関係と自分との関係

          幸福の自己責任論では自分で自分を大切にする生き方をご紹介しています。これはつまるところ自分自身と良好な関係を築きませんかというご提案です。何故なら対人関係とは自分との関係の延長であり、自分で自分を愛せない間は周りを愛せないし、周りを愛せない間は周りからも愛されにくいし、周りから愛されない間は自己肯定感も上がりにくいと考えるためです。今回はその辺りを掘り下げてみたいと思います。 幸福の自己責任論では相手は変えられないものと考えます。しかし周りから愛されることが自己肯定感や幸福

        夫婦円満の秘訣

          人生を100%肯定するということ

          幸福の自己責任論では幸福度と自己肯定感をセットで高めるために自分で自分を大切にする生き方をご紹介しています。幸福度と自己肯定感が深く関連する理由として、人は自分を肯定できる分だけ自分以外のことも肯定できるので、もしも自分を100%肯定できれば人生を100%肯定できるようになると考えるためです。そこで今回は人生を100%肯定するということについて考えてみたいと思います。 人生を100%肯定できたらそりゃ幸せそうですよね。それどころか人生を60%くらい肯定できれば充分に幸せそう

          人生を100%肯定するということ

          無理をしない生き方

          幸福の自己責任論では自分で自分を大切にする生き方をご紹介しています。それでは自分を大切にする生き方と無理をしない生き方とは同じ意味なのでしょうか。今回は無理をしない生き方について考えてみたいと思います。 まず「無理をする」という言葉はやりたくないことをやる、限界を超えてやる、できないことをやる等の意味で使われることが多いかと思います。従って一言で「無理をしない」といっても①やりたくないことはしない②限界までやらない③できないことはしない、という複数の意味がありそうです。これ

          無理をしない生き方

          自分の幸せに責任を持つということ

          幸福の自己責任論における自己責任とは自分の幸せに責任を持つという意味です。仕事だって何だって自分の責任でやらなきゃ何も変えられないように、人生だって自分の責任でやらなきゃ何も変えられません。そのため幸福度を高めたいなら自分の幸せに責任を持つことがその第1歩となります。そこで今回は自分の幸せに責任を持つってどういうことなのか考えてみたいと思います。 一般的に自己責任というと「相手がそうなったのは相手の自己責任だから私には関係ない」と目の前で困っている人を見捨てるようなイメージ

          自分の幸せに責任を持つということ

          幸福と快楽

          幸福の自己責任論では幸福感を後味の悪い快楽と後味の良い充実感に分けて考えます。そして幸福度を上げたいときはその後味を参考にしながらなるべく快楽よりも充実感を選択していくことをお勧めしております。それでは快楽は幸福度を下げる悪者なのでしょうか。今日はそんな幸福と快楽との関係について考えてみたいと思います。 快楽のデメリットは後味が悪い点ですが、努力がいらないというメリットがあります。仕事の後のビールや食事の後のデザートなどが至福のひと時という方も多いのではないでしょうか。それ

          自分を大切にするのとわがままとの違い

          幸福の自己責任論では自分で自分を大切にする生き方をご紹介しています。でもそれってただのわがままじゃないかと感じる方も多いかと思います。そこで自分で自分を大切にする生き方とわがままとの違いについて考えてみたいと思います。 わがままという言葉は周りのことを考えない自己中心的な意味で使われることが多いです。自分のことしか考えず周りを不快にするようなイメージですね。そのため、わがまま=周りを考えない=周りに迷惑=悪、という風に考える方が多いかと思います。でも周りを嫌な気持ちにさせた

          自分を大切にするのとわがままとの違い

          幸福の自己責任論

          色々な統計によると幸福度と最も関連が深いのはルックス、スタイル、学歴、地位、名誉、肩書、収入、資産などよりも自己肯定感であると言われています。要するに幸福な人ほど自分のことが好きで、不幸な人ほど自分のことが嫌いな傾向が強いということですね。何故そうなるかというと人は自分自身を肯定できる分だけ自分以外のことも肯定できるからだと思います。例えば自分を100%肯定できる人は人生の100%を肯定できます。人生の100%を肯定できたらそりゃあ幸せですよね。 ではどうすれば自己肯定感を

          幸福の自己責任論