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【36】「人を動かす」ための名著

よく「何かオススメの営業本ありますか?」と聞かれる小井です。

前にも一度ご紹介したことがありますが、本日は小井のバイブルをご紹介します。


D・カネーギー「人を動かす」です。



コミュニケーションの研究者として有名なカーネギー先生が、1999年に発行しました。
コミュニケーションの流儀が具体的に説明されています。

私は営業マン2年目時に書店で手に取り、
1日1つ、この書籍に書かれているエッセンスに挑戦し、その効果に驚いたことを覚えています。

現在世の中にある営業本のほとんどは突き詰めるとこの書籍に辿り着きます。
そういう意味で、「いろんな本を読む」より「『人を動かす』を追求する」ほうがよっぽど効果的だと思います。

大切だと思うエッセンスは沢山ありますが、
今朝はその中でもお気に入りの一つをご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。


P130 「関心のありかを見ぬく」




*****

セオドア・ルーズヴェルトをたずねたものは、だれでも彼の博学ぶりにおどろかされた。

 ルーズヴェルトは、相手がカウボーイであろうと、あるいはまた、政治屋、外交官、その他だれであろうと、
その人に適した話題を豊富に持ち合わせていた。

では、どうしてそういう芸当ができたか、種をあかせば簡単だ。
 ルーズヴェルトは、だれかたずねてくる人があるとわかれば、その人のとくに好きそうな問題について、
前の晩におそくまでかかって研究していたのである。

 ルーズヴェルトも、他の指導者たちと同じように、人の心をとらえる近道は、相手がもっとも深い関心を持っている問題を
話題にすることだと知っていたのだ。

*****

商談時に自社のことばかり喋る。商品パンフレットだけ説明して帰る。
そういう「自分の関心」によって話題を決めるのではなく、

「相手の関心のありかを見ぬく」大切さを、今一度見直すべきではないでしょうか。

そしてそれは「前の夜おそくまでかかっても」手間をかけて準備すべきことである、
そうカーネギー先生もおっしゃっています。

原理原則に立ち戻り、ぜひ「関心のありか」を見ぬいてくださいね。

現場からは以上です(^^)

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■小井翔太のプロフィール
1987年、和歌山県生まれ。大阪市立大学を卒業後、コカ・コーラボトラーズジャパン株式会社へ。
もともとはトラックドライバーからのキャリアスタートでしたが、社内の営業ノウハウ本を徹底的に勉強し、
全ての商談(約2万)をボイスレコーダーで記録。通勤時の往復の阪急電車で自分の商談を聴き直して分析。
こういったお勉強の結果、社内で表彰をいただくことができるまでに成長することができました。

2018年から独立し、自身の「営業の勉強方法」をベースに地方の中小企業の支援に関わらせていただいています。

今は和歌山県、大阪府、兵庫県、滋賀県など近畿から、広島県、新潟県など全国の中小企業の営業支援をさせていただいております。

専門は「大手への新規開拓」です。

経営を安定化させるために、「大手との商売を新規スタートさせたい」。
でも、「アプローチ方法がわからない....」「どこかでウチでは無理だろうなと思っている...」
そういった中小企業さんの支援をメインに行っております。

ーー略歴・実績ーー
2008年4月〜 コカ・コーラで10年勤務
2017年・2018年 競合からのシェア奪還事例で社内表彰
2018年2月 営業支援会社を設立
2022年4月 和歌山県にて営業の専門家として「わかやま産業振興財団」専門家登録
2023年12月 和歌山商工会議所、特別会員として登録

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