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去年の今の幸せと今年の今の幸せと来年

去年の今頃、私はロンドンにいた。ちょうどケンジントン宮殿を名残惜しくも足早にさよならを告げて、わくわくしながらノッティングヒルを歩いていた頃だと思う。

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ロンドンは2回目だけど、ノッティングヒルは初めて。『ノッティングヒルの恋人』の本屋、あのフェンスを乗り越えた小さなガーデン…映画で見たままの風景をそのまま間近で見て、感激してた。2019年の11月27日は寒くて、私が着いたお昼の時間は小雨が降りだしていた。くてがたがた震えながら、ホッカイロににぎりしめていた。寒さは弱いけど、見たこともないようなカラフルに彩られたアパート、あの街並みに、わぁっと始終感激していた。頭の中はSheがずっと流れてた。不思議な気持ちだった。2019年の今頃は、自由な時間を思いっきり満喫していた。こんなに何カ月も思いのままにに過ごすのは初めてだった。

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2020年11月27日。

仕事してた。入りたいと念願だった会社に入社できて、数カ月。ようやく仕事もできることがわずかながらも増えてきた。去年の今頃、「来年の今頃、どうしてるかな、なにしてるかな、生きてるかな…」不安な気持ちがこみあげてくることがよくあった。旅行中もふと考えた。去年の私に言ってあげたい。「あのね、あの会社に就職したんだよ!今度は受かったよ!」って。

簡単に受かったわけじゃなく、積み上げてきたものがたまたま接点があって、今がある。来年どうしてるかわからないけど、積み上げていきたいなと思う。それがきっと未来の幸せな自分につながっていくんだと思う。

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