ワーホリで留学エージェントを使うか否か?

結論から言うと、目的・時間(期間)・お金次第だと思う。

僕の場合は留学エージェントを利用せずにオーストラリアへ来た。

目的→自分探し。英語が話せたので、語学学校などに行く必要がなかった。また、その他ボランティアなどもするつもりがなかったので、留学エージェントを通して集める情報もなかった。また、ベトナム駐在時は、会社が全ての手続きを代行してくれたので、今回は自分で全てやりたいと思っていた。

時間(期間)→1年間強。時間に余裕があった。

お金→余裕がなかったので、そもそも留学エージェントに頼む選択肢がなかった。

留学エージェントを利用するメリットは、情報と時間をお金で買える事。例えば、大学生3年生で、部活を引退し、就活前のわずかな期間を利用して、英語能力向上のためにワーホリに来ている人がいた。自分で情報を探す時間や手間を省いて、やりたい事に集中出来ているようだったので、それは良い選択だと思う。

ただ、このインターネット時代に、調べれば情報はいくらでも探せるはず。留学エージェントを利用して来ている人の多くは、インターネットリテラシーと行動力が低めの人が多い印象を受けた。(僕が出会った人の印象。)

更に言うと、他の国の人々は、そもそも留学エージェントが存在しない(少ない)らしく、全て自分で手続きをしている人が多かった。海外留学という観点からも、日本はガラパゴス化している印象を受ける。良い意味で言えば、日本人の英語能力の低さをカバーして、海外にアクセスするセーフティーネットになっているとも言える。だが、海外の人が日本にワーホリしに行く場合、やはりエージェントを利用して行ったという人は聞いた事がない。事前に日本語が話せたのか聞くと、全く話せなかったという人が大半だった。そういった状況から考えると、「日本の留学事情は少し過保護過ぎるのでは?」と思ってしまう。オーストラリアに来る際留学エージェントを利用した人が辿るルートは、大体決まっている。語学学校&ホームステイ→仲良くなった日本人とハウスシェア→ジャパレス&ファームワークだ。かなり意識が高い人でないと、環境に流され、語学学校時代(留学初期)をピークとして、大して英語力が向上しないまま帰国する事になる。ブリスベンの街中で、日本人的格好をした日本人の集団が、日本語で話しながら街を闊歩する様はとても異様に映る。(個人的にとても気持ち悪いと思う。)

留学エージェントは、情報が少ない人からお金を得る商売の典型だが、せっかく海外に関連する商売をするのであれば、日本人からお金を取るのではなく、海外の人からお金を取れる商売が出来ないと、今後はなかなか厳しいのではないかと思う。

P.S. ここまで書いて来たが、せっかく海外に出て来たのに、僕も将来自分で商売をするアイデアを考える時に、日本人からお金を得る事をベースに考えてしまう。グローバルスタンダードと頭では分かっていても、英語力の問題か、自信の無さからか、なかなか難しい。日々精進です。

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