見出し画像

第55椀 カボチャと油揚げのお味噌汁

初出:2018年10月8日

<お味噌汁> ひと椀がつむぐ大切なもの それは日本のたから

「お味噌汁復活委員会」は、味噌汁の大切さをあらためて発信していこうと、2014年夏にFacebookページにてスタートしました。世話人、お味噌汁復活ライター、一般読者が思い思いの味噌汁を投稿しています。

味噌汁の出汁・味噌・具材を、それぞれに深く楽しく考え広め、毎日の食卓に味噌汁をいただく習慣を復活させるべく、活動の場を広げています。

私コイタは第1期からお味噌汁復活ライターをさせていただいております。ここでは私の書いた記事をまとめて紹介しています。


テーマ:秋が来た~のお味噌汁

「カボチャと油揚げのお味噌汁」

今年は酷暑と干ばつ、さらに後半の台風や、その後秋の長雨と厳しい気候です。畑の野菜もあまり出来が良くなかったのですが、比較的カボチャは元気に育ってくれました。

カボチャは収穫してもすぐには食べずに、2~3週間風通しの良い日陰で追熟させますと、甘みが増して美味しくなります。ということで、カボチャが食べられる頃になると「秋が来た~」という感じがします。

カボチャのお味噌汁はあまり一般的ではないとは思いますが、山梨の「ほうとう」にはお約束なように、カボチャとお味噌は相性がいいのです。特にほうとうを作る甲州味噌(米麦混合こうじ味噌)は、あっさりしていてかぼちゃと良く合うと思います。実は我が家の手前味噌も米麦混合こうじ味噌です。

カボチャには鰹節の出汁の香り、そして具は油揚げのコクがマッチするのではないかなぁと思っています。

へちまのような形の岐阜県飛騨地方の伝統野菜「宿儺(すくな)カボチャ」は、柔らかくて煮込むと溶けやすいのですが、もし溶けてしまってもポタージュのようになって、これまた美味しいんですねぇ。

***

「カボチャと油揚げのお味噌汁」
出汁:鰹節
具材:カボチャ、油揚げ
味噌:手前味噌(米麦混合麹)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?