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リピーター熟成の法則

いわずもがなこの世には様々な法則があります。数学や経営、エネルギー、物理、人間心理などなど。先人のかしこな人たちがビックデータや事例から導き出した法則。
それは、お店やサービス集客にも存在します。

「1:5の法則」と「5:25の法則」を知っておりますでしょうか?これはビジネスの肝心要である集客において知っておかなければならない法則です。

集客における法則

まず「1:5の法則」とは新規顧客に販売するコストは既存顧客に販売するコストの5倍かかるよという法則です。
そして、「5:25の法則」とは顧客離れを5%改善すれば、利益が最低でも25%改善されるよという法則です。
これらが示すように新規顧客の獲得よりも、既存顧客の維持に目を向けた方が、より効率的に事業成長が期待されるとされています。

そして今のご時世的に、①原材料の高騰 ②消費の多様化による提供価値の変化 ③コロナ・税金・給与停滞による消費の抑制 ④人材の問題
などなどの理由により…
「よし!去年は1万円のものを100人に売ったし、今年は200人に売ろうではないか!!」という客単(今いくら使ってくれるか)を稼ぐマインドは無理ゲーです。

これからは「去年は1万円で100人に売ったものを今年は2万円にして100人に売る、もしくは1万円で100人の人に2回売るぞ!」なマインドを切り替えるべき時代なのです。つまりからLTV(生涯でいくら使ってくれるか)への転換です。

では、既存顧客へアプローチするためにどのようなマーケティングロジック(法則)があるのでしょうか?今回は3つご紹介したいと思います。


1,3回来店定着の法則

これは聞いたことがあるやもしれません。
業種は問わず、新規のお客さんを3回目まで来店させると定着するといわれております。
下にある表はあるお店で来店回数と次回来店したリピート率を調査したところのデータになります。このように初来店のお客様が3回来店するような仕組みさえあれば、ロイヤルカスタマーになります。新規顧客に対しては、期日限定の次回来店クーポンを活用し、3回来店までは手厚くフォローしましょう。

あるお店での来店回数調査

2,離反予備軍の法則

グラフのように3ヶ月・6ヶ月・1年以上、離反している条件で顧客リストを抽出し特典付き販促を実施したところ、結果、離反の期間が長いグループほど来店率は低下しています。反面、3ヶ月の離反客グループは平均して高い反応(再来店)がありました。つまり、離反客の呼び戻しは、早ければ早いほど効果が高い!っということです。

 あるお店でのカムバック事例

3,自尊心ギャップの法則

アメリカのハーバード・ビジネス・レビュー誌が行った調査により

こちらアメリカのビジネス誌のデータになりますが、お客さんが離反する理由の半分以上がサービス提供側に特別扱いされなかったいう理由だと発表しております。VIP客をご贔屓にしたほうが、離反率が50%変わってくるという調査もあります。何もしないと常連さんと言えども、お店から黙っていなくなってしまいます。離反防止には、顧客ランクに最適化された「追客のシナリオづくり」が必要不可欠とされています。

4,スマレジでできるロイヤルカスタマー熟成施策

さて、今までお話しした法則を利用して、スマレジで施策を実現することができます。
(いきなりポジショントークになっちゃいました…)

LINEミニアプリを使ったメッセージ配信とポイント連携、会員ランク施策をスマレジと連携することで特定のユーザー層だけに絞って、LINEメッセージを配信できたり、店舗別、商品別、期間別など、より細かい販促施策を実行することができるのです。

スマレジで実現するCRM施策

↑の図を簡単に説明しますと…

①スマレジの販売データをもとに顧客をセグメントし、LINEからメッセージやクーポンなどを配信することで3回来店を定着させる施策に。ポイントの期限を知らせるLINEのメッセージの配信も可能。

②ユーザーごとにユニークなポイントも付与(バースデーポイントプレゼント、Wポイントデーキャンペーンなど)することで離反予備軍対策。購入金額に応じたポイント付与、また、ポイントを用いた商品の購入などのポイントプログラムを実現。 

③ 累計購入金額に応じた会員ランク設定で、プレミアム感を創出。自尊心をくすぐる。


っという感じになりますです^^;
詳しくは下記をご参照ください(疲れた)
しかし、改めて世の中にある法則をうまく利用することは仕事も人生も楽になるのやもしれませんね。



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