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自治体からの発注に効果的だった「ウェブマーケティング」のコツ

ノーコード事務員です。
今日は、ひっそりと取り組んできた「自治体向けのウェブマーケ(自称)」をご紹介します。要は、「ただ、入力作業をすればいい」という訳ではない…という話です。

HTMLCSSやシステムの話は極力、避けて紹介していきたいと思います。
よい例としては、サイボウズのこんなページが理想でしょうか。

■ 政策立案に必要な情報を「時短」で把握できるページをつくっておくのが得策。



狙うは、事業担当者と財務部の職員の視点かと思います。
政策の提案までの「段取り」が効率的になるウェブサイトが刺さる……と考えています。(つっこみどころはあるとは思いますが)

個人的な理想としては「イベント事例なら、自分が依頼した講師に行政から依頼が増えるほどの効果」「サービスなら、事例で表現する」というイメージで作成します。

特に、商材やサービスをごり押しする感じよりも、次のような視点でコンテンツを作成するのがおススメです。

■ ウェブコンテンツをつくるときの配慮事項

① ウェブで検索は、1800自治体に向けた「SEO」

新たな政策の言葉ができると、「〇〇」「自治体 〇〇 事例」で検索します。

例えば、「自治体 リスキリング 事例」「ノーコード 自治体」「RPA 職業訓練」など、政策として取り組むと指示を受けたとき、やはり、検索します。

民間における商品やサービスをテーマにしたSEOではないので、それほどSEOの工夫をしなくても、検索の1ページ目に上り詰められることも多いです。

ですので、着実な「一文一意」、「難しい漢字はひらがなに……」「スマホでも綺麗に掲載される」「記事の数」「良質な知識の種類」など、普通に丁寧にしておくことで、上位表示されてしまいます。


② 情報量は間延びさせず、A4両面で印刷できるボリューム

A4で印刷したとき、2枚以内が理想ではないかと思います。

例えば、提案の際に上司に見せる資料や予算の資料として、まだまだ紙媒体として、上の人に見てもらうことがあるはずです。

紙媒体になったときでも、グッとくるものにしておくと、庁内での話し合いに役立つと思っています。

③ 記事にあるといい「要約」「注釈」「図解」

階層を深すぎず、各ページ上のほうに簡潔な要約があり、横文字には「注釈」をつけて、誰でも、即座に内容が頭に入るようにしています。
スマホでも、明確にしましょう。

④ 記事の「タイトル」の規則性を持ち、個々のバラバラ記事作りで混乱させない

今は、CMSで誰でもサイトに入力作業ができます。
それだけに、企業や省庁でも、テイストが全く異なる載せ方も多く、ページを遷移するたびに「この記事における理解方法はいかに?」といったん、考えてから、読むことになります。
とくに、記事のタイトルの規則性「〇〇市 〇〇が改善」などで、頭に入りやすいような工夫もいいと思います。

タイトルでなくデザインですが、最近では、国のウェブサイトも、全省庁でデザインを統一する動きもあるようです。

一度、相手に考えさせることなく、スッと頭に入るウェブページにするには、内容以外は一律の規則性があると、全体としては、パワフルなサイトになるかと思います。

⑤ 自分たちが応用しやすい「ネタ」と「複数の自治体の事例」を入れる

言うまでもなく、自治体間で、事例があると、「うちの自治体でも……」となる文化があります。
ですので、自治体事例はいくつか紹介しておきましょう。

⑥ 税金を使いすぎずに済む「コスパ」感

最後に……私たちの税金だからこそ、「どれだけ価格が抑えられているのか」についましょう。ましょう。

今までは、こうだったけど、こんなふうに改善されたというお金の話は、やっぱりしておいたほうが、がっつり掴むように思います。


以上です。
「私たち、行政からの発注も必要よ!」という人は、ぜひ、お試しくださいね!

よろしくお願いいたします。

おしまい



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