見出し画像

父のこと

父の命日が近いからなのか
今日はやけに父のことを思い出す

いつも様子を見に行くと
いらっしゃいと
リビングで笑ってくれていた

机には何か食べたあとがそのままで
部屋は片付いてなくて

それでも幸せそうに楽しそうに
優しく笑っていた

息子のことを聞いてくれたり
私のことを気遣ったりしながら
父なりの生活がそこにはあった

私が、もうあのテンションで
誰かと接する事はないんじゃないかな

ちょっと気を使い、わざと前向きに
そして裏側では心配があり
それを見せないように話しかける

父にしか出さない私
それさえ懐かしい

先日、息子も
父(息子にとっては祖父)の
夢を見たという

戒名が義正なので
正義とはちょっとやりすぎじゃない?と
伝えたら、うれしそうに笑っていたらしい

父と息子らしくて想像が出来る

こうやって
私にも息子にも、父はいて
時々リアルに感じることが出来る

グリーフ

喪って終わるのではなく
ぶり返したように感情が溢れ
まるで昨日のことのように
寂しくなる

グリーフケアを学んだとき
それは、教えていただいたので

じっくり
自分の中で父との思い出を味わいながら
無理しないように過ごす

もうすぐ一周忌
また父に会いたい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?