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日本が革新的「がん」特許数で世界一

医療分野でなかなか誇らしい記事が報道されています。

タイトルの通りですが、革新的、という表現が気になりますね。

以前紹介した通り、日本だけでなく世界的にがんへの取り組みは進み、アメリカも国家的な注力分野として宣言しました。

がんは世界で毎年約2000万人が新たにかかっており、日本でもその数は増えています。

出所:上記記事内の図

これだけ書くと、「ガンが人類をむしばんでいる」、という負の印象を与えかねないので補足すると、日本をはじめとして寿命が延びているため、それだけがん発症率も上がるわけです。

年齢やサイズとの関係性を研究している方々もいます。1つだけ記事を引用しておきます。

いずれにしても、研究段階ですのであまり1つの研究成果だけで全体を語るのはまだ危険かなと思います。

ちなみに、最近高齢でなく若い層が急増するという記事もみかけていて、どこかで詳細を調べたいと思っています。(局所的現象を見ても、偶発か再現かがわかりにくいところですが・・・)

念のためがんの定義に触れると、変な表現に聞こえるかもしれませんが、
「死なない病気」
です。

本来細胞がプログラムされて亡くなって新陳代謝するものが、増殖し続けて悪性腫瘍になったりして悪さをします。
なので、生存期間が長いほど、そういった悪性腫瘍ができる確率も低くなることはないというわけです。(ただ、高齢者ほど上がるといっていいかはエビデンスを見てないので言及は避けておきます。)

2019年とやや古い情報ですが、国内主要製薬も次世代ガン治療に投資を傾けているようです。

免疫、つまり悪者と判断したら攻撃して退治する仕組みについては以前にも触れました。1つだけ過去記事を引用しておきます。

ただ、専門用語が頻発しており、ちょっととっつきにくいかなと感じます。

最近、この仕組みについて海外Youtubeをもとに絵解き解説したサイトがわかりやすかったので紹介します。

この最後に免疫療法という言葉が出ています。

その免疫を強化する方法ですが、近年でよくニュースで見かけるのはやはり遺伝子工学です。
例えば、RNAレベルでコードを操作して、ガンからの不正シグナルを検知して退治し続けようとさせます。

最近の直結するニュースをあげると、こういったものです。

ようは、
mRNAを編集してガン抗原を増やして免疫力をUPさせる
というやり方です。
記事内の実証結果だけ見ると、現時点ではまだ免疫反応は半数が出たが、臨床としての効果までは認められていないようです。

どこかでもう少し「がん」については調べてみたいと思います。

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