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「空飛ぶクルマ」はリアルガチ

変なタイトルですが、「空飛ぶクルマ」は無邪気な言葉でなく、政府含めて公式に使われている用語です。

それについて興味を引く記事を見つけました。

ようは、
開発中の災害対策自動車が飛行試験に成功し、今後の用途に期待される
という話です。

まず、「空飛ぶクルマ」の定義から。

多分「ドローン」を連想する人が多いと思います。超ざっくりいうと「人が乗れるドローン」です。
海外では、エアモビリティという表現をよく見かけます。(言葉の定義はあまり生産的でないのでこれ以上深入りしません)

日本では、トヨタも出資した「SkyDrive」の記事を私はよく目にします。
空飛ぶクルマの型式証明の申請を国内で初めて受理されたことも影響しており、この企業は有人・無人両方を手掛けています。(なので若干言葉は誤解を生みますね。個人的には1つにしてほしいですが・・・)

世界ではすでに民間を中心に数百の組織が事業化に向けて開発を急いでいます。

私が一番今年になって見入ってしまったのは、下記動画です。まずはご覧ください。

これは東欧のクラインビジョンというベンチャーで、創業者はこの業界では有名な方です。(過去に本人は墜落事故も経験しており、今回会社を再度立ち上げて再挑戦)

まぁもう漫画の世界そのままですね。今回は近い都市間をつなぎましたが、次のプロトタイプでは、時速300キロ、航続距離は1000キロを目指しているそうです。

ただ、離着陸は通常の飛行機同様滑走路が必要です。

空飛ぶクルマ(この場合無人も含む)の中には、垂直に離発着する「eVTOL(イーブイトール)」とよばれる方式も注目されており、これが実用化すると滑走路問題もある程度クリアされます。

国内ではHONDAが小型飛行機全般でよく見かけます。
いずれにせよ、ドローンと空飛ぶクルマ(要は無人・有人)の用途は広がっており、1つだけ海外動向も添えた記事を載せておきます。

エネルギーは自動車同様電動系をよく見ます。もちろん環境問題もあるのでしょうが、やはりバッテリー性能・通信環境・自律制御能力の向上が挙げられます。
このあたりは総合格闘技ですね。

ただ、いくら技術革新が進んでも、規制問題がそびえています。

こちらは各国によって状況は異なるため、今回は日本だけについて状況を整理しておきます。

まず、ドローン(無人)は、2022年か翌年にも規制緩和(レベル4)が予定されています。
これはもともとの既定路線で、ついに下に人がいても申請が通れば目視外の飛行が可能になります。これは結構用途が広がる可能性を感じますね。

出所:METI「空の産業革命に向けたロードマップ2020」

では、「空飛ぶクルマ」はどうかというと、同じように経産省が主導してロードマップが敷かれています。

出所:METI「空の移動革命に向けたロードマップ」

こちらも規制緩和やはり上図で気になるのが「大阪万博」の表記ですね。
実は、会場輸送計画がガチで進行中です。これは面白そう。

空飛ぶクルマに興味を持った方へ。
少々長いですが、下記のサイトは今回触れた内容も含めて体系的にまとまってますので、ぜひ訪れてみてください。

私は高所が苦手なので、ちょっぴり浮くぐらいの空飛ぶバイクが欲しいのですが(実際に開発中)、いずれにしても空間をより豊かに活用することで、相当生活も変わりそうですね。

もう科学技術の視点ではSFといってもいいので、あとは我々がそれにおいつける受容性を高めることがポイントかもしれませんね。

しばらくは空から目が離せそうにありません。

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