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地球のナイカクも変化が激しい

日本では大臣が不祥事で何人も変わり、2023年は内閣改造や総選挙もささやかれてますが、地球の「ナイカク」でも変化が起こっているようです。

ようは、
マントルのさらに内部にある内核(Inner Core)がこの数十年で変化している可能性があり、結果として地球に何か影響を与えるかもしれない、
という話です。

ということで内核(ないかく)ですが、マントルよりもさらに内部にあるコアです。Wikiからわかりやすい図を引用しておきます。
直感的には内部のほうが熱いので液体のイメージがありますが、深部ほど圧力が高いので固体化しているようです。

出所:Wiki「内核」

静止図だと地球全体への影響がつかみにくいので、シミュレーション動画も載った記事も引用します。(タイトル画像も下記内図より引用)

記事内にも注記してますが、ある程度簡略化したモデルで、ちゃんとやるとスーパーコンピュータでも相当な時間を要するようです。
つまり、まだ予測がつかない領域が多分にしてあることを意味します。

という状況を踏まえて冒頭記事を振り返ると、専門家の間でも内核の周期年数がまちまちであることと、何よりそれが地上の生活にどう影響するのかも正確な予想が困難ということです。

出所元と思われる北京大学の宋暁東は、下記論文で地震波測定から70年周期のブランコ説を唱えており、地球の地場変化への影響を示唆しています。

ただ、他の研究者はその周期が6年や20年など、どうも数学モデルが各々異なるようです。

しかも、2020年に出た下記の記事によると、周期どころか内核構造も非対称であり地磁気に影響を与えるようです。

ようは、
内核の歴史は浅く(地球誕生46億年に対して15億年前に誕生説)今でも毎年1ミリと成長しているがそれが非対称であることが分かった、
という話です。

先ほどから出ている「地磁気」ですが、宇宙から届く強烈な(生命にとっては害悪な)宇宙線を防いだり、逆に大気や水など生命に重要な要素を外に逃がさない、生命にとっての防波堤の役割を担います。

代表格が太陽から注がれる「太陽風」で、最近よく話題にされるので、過去の投稿記事を引用しておきます。

ちなみに、この大事な地磁気は、厳密には発生メカニズムは解明されておらず、有力な説の1つは地球を発電機とみなすダイナモ理論です。

上記内にもあるとおり、この地磁気が発生する由来については、地学だけでなく物理や数学の専門家も立ち向かった学際的なテーマです。

今回の動きがどこまで問題なのかがピンときませんが、地学はコンピュータ処理の発展に応じて研究が進んでいるので、もう少しアンテナを張っておこうと思います。

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