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オウムアムアに次ぐ異星人による恒星間天体論争が勃発

以前に、異星人による宇宙船、との疑惑のあった「オウムアムア(ハワイ語で偵察者の意味)」の話をしました。

残念ながら、すでに太陽系を脱出しており、もう追いかけて検証することはほぼできません。

が、これを異星人による人工的な宇宙船という説を支持した科学者アヴィ(エイブラハム)・ローブが、別のある隕石を異星人による物体と唱えたことで、再び同じような議論が勃発しています

ときは2014年にさかのぼります。

太平洋沖で洗濯機サイズの火球を米国当局が観測します。その運動が太陽系を振り切るほどの異常な速度であったことから、
これもオウムアムアのような恒星間天体では?
とローブをはじめとする一部の研究者は考えました。

しかも、その一部は超高速にもかかわらず大気圏でも燃え尽きず、太平洋に落下したことが分かりました。この異常な硬さもさらに疑惑の油を注ぐことになります。

そして、ついにスポンサー(暗号資産ベンチャーを立ち上げた富裕層)の力を得て、2023年にその隕石をパプアニューギニア近辺の海域から引き揚げることに成功します。

750個ほどの残骸を引き上げ、その最大級の破片からは「ベリリウム」「ランタン」「ウラン」という重金属が含まれていることが分かりました。

地上でさえ相当希少な部類の元素です。

ただ、これをして人工物だ!、と断言するまではできず、現時点でも調査は継続中です。

上記の活動含めて、UFOなど不可思議な物体を確かめる「ガリレオプロジェクト」が発足されています。

なお、細かくは、今はUFOという言葉でなくUAP(Unidentified Aerial Phenomena)と呼ぶそうです。過去にそのことについて触れた投稿をのせておきますので、関心のあるかたはそちらへ。(しかし改めて読んでも米国政府がまじめに議論しようとしているのは滑稽に見えます。関心をそらす意図と誤解されても仕方ないかと)

話をガリレオプロジェクトに戻します。

こちらが重視しているのが、従来の情報は人間による目撃談が多いため、その主観性を排除すべく、あくまで機械による観測データを重視しています。

実際にUFOの歴史を振り返ると1947年のケネス・アーノルドによる証言から、堰を切ったかのようにあふれ出しました。あるあるですね。。。

ということで、ヒトの証言ではなく観測とそれに基づくAI(機械学習)を活用しているようです。

たしかに冒頭で登場したアヴィのBlog投稿は、最近AI寄りです。

このなかで、AIが宇宙天文にも応用できると述べています。

ちなみに、どうしても気になるのが、我々の最寄りの恒星(プロキシマ・ケンタウリ)に(地球のような)岩石天体が近づくとなぜか破壊されているのだとか・・・。

科学と非科学の境目に来たようなので、このあたりで閉じておきます。

ただ、アヴィはあくまで科学的なアプローチを重視していますので、ぜひ都市伝説に関心のある方も、こちらは科学的にお楽しみください。

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