エルサレム

【正社員】自動車メーカーを退職し「社会をより良くする仕事」を探す24歳のKSさん

KSさんは2018年12月に1年9か月務めた自動車メーカーを退職して、現在「社会をより良くする仕事」をするために転職活動をしています。KSさんが探している会社は「より良い世界に貢献する会社」です。KSさんの夢は「自分の言葉で人の見方を変えて世界を変えていく」ことです。

そんなKSさんの強みは、周囲に知り合いがいない環境でも、飛び込んでいけることです。その際、自分が喋るのではなくて、相手に喋ってもらうことを大切にしているそうです。例えば、取引先の代理店の方々は8割が60代であるために、共通の話題がなかなか見つかりませんでしたが、いつも、代理店の方に話してもらうことに気を払っていました。その結果、担当店42店のうち3店には特に気に入って頂き、月末のノルマ台数の詰めの際には無理を言って買っていただくことがありました。

キャリアの節目となる出来事
KSさんは大学を卒業して「日本の産業を盛り上げていく」と意気込んで自動車メーカーに入社しました。工場研修も座学研修もOJTで車を一台を販売することも、自分の志に近づくための貴重な体験になりました。

岡山の販売会社に出向して、町工場の社長さんに対して営業をしている時にも「日本の産業を盛り上げていくこと」を常に考えて行動していました。新米の自分が代理店の方に車を売ってもらうためには頻繁に訪問し顔を覚えてもらう必要があると考えました。3つの代理店に目標数字を達成するために無理を言って車を買っていただけるようになりました。

しかし、KSさんは会社を辞めました。なぜやめたのでしょうか。それは同業他社の友人が転職したことがきっかけでした。親友の転職を知り、転職が自分事になりました。それをきっかけにして、自分の仕事を改めて見つめるようになりました。

私は、ユーザーの声を聞いて製品の改善、拡販方法の改善につなぐことが営業の任務だと思って入社しました。しかし、代理店営業の仕事ではユーザーの声をくみ上げることができず、理想と現実がかけ離れた状態になっていました。

大企業の人事制度の中では、希望が叶うまでに時間がかかることがわかっていました。実績を上げている先輩でもあと数年は同じ業務を同じ場所でやらなければならない現実を知りました。別の社員は、自宅とは遠く離れた岡山に単身赴任を命じられる人がいました。希望と現実にギャップがあり、透明性のある評価が行われていないように感じていました。私自身の努力だけでは変えることができない構造的問題があると考え退職することを決意しました。

2018年12月末、自分のキャリアを考える一人旅に出ました。キャリアチェンジをポジティブに捉えて旅に出ました。しかし、思い出すのは苦しみながら働いている友人たちのことばかりでした。自分は逃げ出した存在だという思いが強まってずっと悩んでいました。

旅で携行していた小説から「苦しみぬくとその果てには全く別の世界が広がっている」というメッセージを受け取りました。エルサレムの岩のドームを見た時に、何とも説明のしようがない晴れやかな気持ちになりました。「ここまで来てよかった。苦しんだおかげで今の晴れやかな気持ちがある」と思えました。

エルサレムの旅の果てで文章に救われました。今まであまり思い起こしてこなかった過去の経験を思い出すことができました。自分の言葉で誰かにいい影響を及ぼすことができたときに、自分は深い喜びを感じるのだと気づきました。悩んでよかった、自分の本当に望むものを得られた心地になりました。

現在、自分はこれからどのように生きていくべきなのか?自分はどんな未来を創造していきたいのか?という問いの答えを出すために行動しています。

お願い
自動車メーカーを退職して転職活動中のKSさんは、社会をより良くする仕事を探しています。「社会をより良くする」というのであれば、どんな風に良くしたいのかがないとだめだと思い「自分はどんな未来を創造したいのか」をずっと考えています。

そんな、KSさんの転職活動を応援いただける方、自社の仕事に合っているのではないかと思われた方、ぜひサポートをいただければ幸いです。

お会いいただく(オンライン面談・リアル面談)ことができる場合には「個人面談希望エントリーフォーム」からエントリーいただければ幸いです。

お知らせ
ジョブウェブの佐藤孝治は、本質的なキャリア支援サービスを実現するために、現在は毎月20人の枠でキャリア面談を行なっています。詳しくは「ジョブウェブ代表佐藤孝治のキャリア面談を受けてみませんか」をご覧ください。

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