▷クワイエットプレイス／破られた沈黙：Netflix鑑賞

▷『冒頭の10分が、息を呑まれる怪物に。』88点／安定の続編

▷あらすじ
『音に反応する未知の生物が現れ、荒廃した世界。夫を亡くし、妻エヴリンと息子、娘、赤ん坊が残された。そして、家は燃やされ、新たな避難場を探すのであった。しかし、外の世界は今まで住んでいたようにはいかず、音が簡単に鳴り響いてしまい、沢山の危機に見舞われる。そして、ある仕掛けに引っ掛かったエヴリン達。息子はトラバサミに挟まれ、負傷。そして、その現場を双眼鏡で見ている謎の人物。果たして彼は何者なのか？そして、エヴリン達は、生き残れるのか？』

▷徹底感想
安定した続編ですね。前作も勿論良いのですが、自分は、2作品目の方が好きですね。今回のテーマは、『子供が追う親の背中』ですね。前作は、親が子供の守り方と意義を表していました。しかし、今回は子供が活躍します。

何か凄く感慨深い作品になりました。では、特に良かった２つを取り上げます。

①冒頭の10分が一番面白い。過去編も観てみたい自分がいる。

冒頭の10分間は、未知の生物が隕石のように降ってくるシーンから、始まります。皆は平穏に子供たちの野球を見ているイヴリンや子供たちや、前作に亡くなったボーや父親。そこに来た大きな隕石。町が一変してしまいます。

ここのシーンだけでも見てほしいです。皆がパニックになって、発狂三昧で、怪物に食われるシーンがあるのですが、自分が一番好きなシーンは、イヴリンが車に乗って、逃げるシーンです。ここのシーンだけで、何回リプレイしたことやら。前から来るバスが急発進でやってきて、イヴリンが急発進でバックで逃げるシーンがカメラワークが自分もその場にいるような感覚を味わい、凄く怖く、重厚でした。

正直、冒頭のシーンだけでも、もう一つ作品が出来ると思うくらい面白かったので、家族が全員生きていてどのようにして怪物から逃げ切ったのかが、気になるので製作して欲しいですね。

②新たな楽園の存在と人間の醜悪さ。

イヴリンたちは、今回新たな人物に出会います、それはエメットです。彼は、怪物が来る前にイヴリン達と仲が良かったですが、息子と妻を亡くし、ずっと地下工場にこもっていました。

また、そこにあったラジオに娘のリーガン『ビヨンド・ザ・シー』が流れており、波止場の近くに放送局があり、まだ人が残っているのではないかと考えます。その放送局を使えば、自分の補聴器で怪物たちの動きを止めることが出来るので、波止場の放送局を目指します。

それに反対するけがをしたマーカス。そして次の日、リーガンは波止場を一人で目指します。それに、気づいたイヴリンはエメットに探してほしいと依頼します。そして、リーガンは弟のために、医療器具を見つけますが、大きな音を立ててしまい、怪物に見つかてしまいます。
絶体絶命リーガン。ショットガンも役に立たない。果たしてどうなるのか？
そして、波止場にある放送局や、人はいるのか？
これはぜひご覧ください。

そして、待機側のイヴリンとマーカスと赤ん坊。こちら側も問題発生。赤ん坊の酸素が少なくなってしまいます。そして在庫もない。イヴリンは酸素ボンベを探しに行きます。そして、残されたマーカス。彼は工場を探索し始めます。そこで出会ってしまった、エメットの奥さんの腐った死体がありました。(まだエメットは、後悔している念があります。)
マーカスは大きな声を出してしまい、怪物に気づかれてしまいます。そして、ある場所に籠ります。その場所は、使わなくなった焼却場でした。

しかし、マーカスは勢いが強く閉めてしまい、内側から開かないようになることに気づきます。そして、徐々に増えていく二酸化炭素と減る酸素。
残った酸素は残り少なく赤ん坊とマーカス。
果たして、彼らを助けることが出来るのか？イヴリンは戻れるのか？
そして、怪物とイヴリンはどのように戦うのか？
こちらもお勧めでございます。

▷まとめ
安定の続編クワイエットプレイス／破られた沈黙。（元々破られていますが。）安定的な続編で、次作も気になるところです。
次は、離れた孤島の存在と放送局をどのように使うかが楽しみです。
お勧めでございます。