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森美術館STARS展、2時間で予習してみた。 李禹煥(リ・ウファン)編

森美術館STARS展予習してみたシリーズ!
第二弾今日は李禹煥(リ・ウファン)

今回も2時間少しでアーティストを予習してみました。
リンク先は全部残しておいたので、もっと知りたくなった人はみてみてください。

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韓国生まれ。84歳。とても元気そうなおじいさんですよね。

経歴を調べてみると、
ソウル大学美術大学を中退した後に、
日本大学哲学科に入学。
2010年、香川県直島町に初の個人美術館である李禹煥美術館が開館。
2014年、ヴェルサイユ宮殿で個展。
2015年、釜山市立美術館敷地に2館目の美術館李禹煥ギャラリー(Space LeeUFan)を開館。

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アートの島で有名な香川県の直島にも美術館ができました。設計は安藤忠雄というすごいコラボ。

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ヴェルサイユ宮殿バックに作品。こんな景色今までであったんでしょうか。



早速作品をいくつか。

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正直、果たしてこれはアートなのかという思いになりました。ただの石や砂を置いただけのように見えるし、ヴィジュアル的にも素朴なものばかりで目に訴えるような分かりやすい凄さは感じづらいかと思いました。

自分には理解できなかったアート。でも世界では評価されているアート。
一体なぜ評価をされているのか。その答えは、
「もの派」という概念を広めたから。

もの派

初めて聞いたから難しい概念だったので色々引用しますね。

主に木や石などの自然素材、紙や鉄材などニュートラルな素材を
ほぼ未加工のまま提示することで主体と客体の分け隔てから自由に
「もの」との関係を探ろうと試みた 


もの派は、作家のコンセプトの実現を命題とする西欧的な制作の姿勢を避け、作らない要素を作品に取り入れる、ということを重視しました。彼らは、自分が支配的になるのではなく自ら作ることができない自然物や産業用品を作品に取り入れて、それらを結びつけていくことを目指したのです。これを李さんは「出会い」と呼びます。作ることと作らないこととの関係性、人と時間、人と物、物と物との出会いの場を作品にする。その時生まれる「現象」を大事にしたと言ってもいいでしょう。


「つくること(文明)」と「つくらぬこと(自然、外部)」を組み合わせて新たな表現の次元を切り開く運動


このような引用を僕なりに簡単にまとめると、
もの派は、石や砂利などの自然なものもしくは無駄を極力省いた素材を用いて作品を作ることによって、作らない部分を意図的につくりだす。というところに落ちると思います。この考えは当時の西洋のアートの文化とは異なっていたため人気が出たのだと解釈しました。


そして作らない部分を通して見えるものとして、以下の記事がありました。

「同じものを見ても、その都度違って見えるもの(作品)」
李禹煥作品の見方は、みる人に委ねられます。空間に石と鉄板が置いてある作品を見て、「石と鉄板が仲良く話をしているように見える」と感じる人もいれば、「石は鉄板に背を向けて、そっぽを向いて遠くを見ている」と感じる人もいます。何度もこの美術館を訪れる人の中には、「同じ作品を目の前にしているはずなのに、前回と違って見える。そうすると、前見たときから今日までの間に、自分の内面に何か変化があったと気づくんです」と言葉を残す方も。
見るたびに違うものを感じさせる、それこそが作品の力だと李氏は言います。


参考元


ちなみに森美術館、まだチケットとってません笑
楽しみっす。。。

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