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見方日記 4/16〜 2022

雑然とした日常のメモのうち「見方」とも言えるようなかすかな断片たちが居場所を求めている。

4月16日

鳥が選んだ枝 枝が待っていた鳥

河井寛次郎

4月17日

「わからない」って言葉を発する人がいてもいい。だけど僕は「難しい」って言葉はあん まり好きじゃなくて──「難しいですね、これ」って言うと止まっちゃうんですよね。でも「わからない」っていうのは「じゃあどうしようか」っていうことの始まりになる気がして。

箭内さん

4月18日

外装って、街からすれば街のインテリアなんです。だから、外装について考えることは、街の内部から考えることで、外装のあり方次第で、街を壊してしまうことも、街を良くしていくこともできるんです。

僕たちの目の前にはいつも、僕たちと関わりなく既に空間があります。ゼロではない。その既にある空間をいじって、より居心地のよい空間にアップデートする。それが建築なんではないか、というのが僕の建築についての基本的考え方です。だからどんな建築も実はリノベーションなんです。広い意味で現実を変えるという。

感覚から論理を導き出す努力をした方がいいのでは、と思います。

具体的には例えば、いくつか思いついたことから、あるひとつを選ぶとしますね。その時、そのままにしないで、なぜその案を自分は選んだのか考え、その感覚に対してできるかぎり嘘のない言葉を見つけます。言葉になると、感覚からちょっと距離ができます。論理っていうのは、そういう言葉のことです。で、言葉というのは、その上で思考ができる便利なツールなので、「だったら、こうしたらいいのでは?」というような、案を変えてしまうようなアイデアが出てくるかもしれません。でもそれで変えてみると、今度は、感覚が許さない。となると、言葉が間違ったのか、感覚が間違ったのか、そこで悩みますね。

青木淳さん

4月19日

女子の言う「遅刻しそう」は髪がまとまらない状態だが、男子の言う「遅刻しそう」は今起きたという意味

Twitterより。

4月20日

国谷

アンサンブルの時には、お互いがバランスを取り合う訳ですね。よく「息の合った演奏だね」という言葉が聞かれますが、「息が合う」というのは当事者からするとどういうことなんでしょうか。

江口

そうですね。学生の頃は、時間があるので何度も練習して、分かり合うことができましたが、今は、皆忙しくて、数回しか合わせることができない。そんな中で、最初はバラバラでも、2~3回くらい通すと、互いにやりたいことが分かってきて、大まかな地図ができる。その地図さえあれば、寄り道ができてしまう。向こうが寄り道しても、「ああ、寄り道しているね。じゃ、一緒に行きましょう」となる。本番でも、いつもと違うことをやって、それも面白いよねと寄り道する。多分その余裕を「息が合う」というのでしょうね。

4月21日

三歳児が「最近気づいたが、ご飯を食べさせて貰うと、楽だけど今じゃないというタイミングで口元に来ることもある。自分で食べると、大変だけど自由」ということを少ない語彙で一生懸命説明してくれて、それは人生の真実の一つだなと思った。人任せで生きるか、自分の力で生きるか…

Twitterより。

4月22日

明治から第二次世界大戦までは強い日本。戦後は豊かな日本。そのあとは楽しい日本。

堺屋太一さん

利他+楽しいで、りたのしい!

4月23日

メールの件名が「メールです」というメールが以前後輩から届いた。うん、これはメールだ。間違ってない。ただここは、メールの内容を短く書こう、と指導した。そして今回。メールの件名が「この件について」というメールが届いた。成長したね、偉いぞ。ただここは、この件について短く書いてほしいんだ

Twitterより。

遅刻の時は、社内システムから
遅刻する人の「姓」「名」を入力欄に記載して、遅刻理由と遅刻時間目安を入力すると、現場に連絡メールが飛びます、ってシステムで

入力欄の見出しが「姓」から「性」になってたせいで、新卒くんから

『男村田、鉄道遅延で30分遅刻』

ってメールが来た話しましたっけ

Twitterより。

4月24日

音ゲーが得意な兄にピアノ教えてたら、譜面を縦(?)にされた

Twitterより。

女「彼氏が最近冷たい…」

ギャルの友達「死んでんじゃね?」

Twitterより。

仕事でミスった時に「上司に代われ」と電話で言われて、声色を変えて「上司です」と言って対処してしまったことがある。

Twitterより。

4月25日

美術館や博物館内で【飲食禁止】という注意。汚れよりも落ちたカスを懸念している。それに蟻や害虫が寄ってきて、展示物を損傷させるという本質は広まって欲しい

Twitterより。

「皮膚科医が知らない乾癬の治し方」という情報をたまに見ます。

うまく作り込まれたコンテンツでは、一瞬自分だけが知ってる特別感を得られるかと思います。

これを「皮膚科医が見向きもしない」と脳内変換していただくと、正常な判断ができます。

Twitterより。

4月26日

何百メーター先、右方向です

って高速で言われても、
すごいスピードで走っているから、
距離の体感なさすぎて、わからない。

4月27日

たいぞうさんて
貯金9億円あるって本当ですか?

いえ、それはないです。
正確には10億円以下ですよ。

4月28日

「大学生活の25%が終わろうとしている」と嘆くツイートが流れてきてますが、その数字、貴方の行動次第で幾らでも小さくできますよ

Twitterより。

3歳「なんで右と左ってあるの?」

加塩(3次元ユークリッド空間だから3方向、上下、前後、左右の概念が…)
(…いや違う!本質は1次元の場合、すなわち実数に正負の向きがあること…!)

「まず整列可能性という概念が…」

妻「ズボンの片っぽに両足入れたら歩けないでしょ?」

3歳「分かったー」

4月29日

光の中に影があると考えるより、基本全部影で光が当たってるところが鮮やかに見えるだけと考えたほうが良いです。そっちのほうが本質に近い。

Twitterより。

手塚治虫じゃかけないものを、

ということで劇画が生まれた。

銀河から見た地球。

月から見た地球。

飛行機から見た地球。

木の上から見た地球。

海に潜って見た地球。

4月30日

ラジオ聞いてたら外国人には「汁」という漢字が人気、十字架が光ってるみたいに見えるからって言ってた

Twitterより。

先の先の先の咲

個人の中にある境界線を無理矢理外に取り出して、きみはこっち、あなたはそっち、わたしはこっちって、そんなふうに簡単に分けないでくれよ。

まだ僕はこの境界線に対して、後悔も、罪悪感も、線が関係なくなる高さまで上がれないかという試行錯誤も、そういうの全部ひっくるめてくっついていて簡単に取り出せる代物じゃないんだよ。

内なるボーダー、内なる振り子。

日によって、何がきっかけなのか、ナチュラルにその境界線が外に発露した瞬間に立ち合えたとき、あぁ美しいという感慨が湧き上がってくる。

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