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#369 育苗ポット

 今年の連休の後半は、晴れの日が続き、爽やかな風が吹いていた。5月初めには田植えも終わり、夏野菜の栽培の準備にかかる時期になった。しかし私は、風邪をひき、喉が痛く咳が出た。畑で仕事をしようとするが、体がだるく意欲がでなかった。あせりだけが募っていった。

 連休の終わりの天気予報では、まとまった雨が降るということだった。5月6日(振替休日)の日に、私は、育苗ポットのとうもろこしの苗を、幅30センチほどの間隔で2列に植えることにした。あらかじめ作ってあった畝に、育苗ポットからトウモロコシを出して、移植ごてで穴を掘って植えて行った。土が乾いていたので作業は早かった。残った畝には枝豆も植えた。

 夕方から、本格的に雨が降ってきた。次の日の夕方、私は畑に行った。雨が降ったため、畑の土は茶褐色になっていた。トウモロコシも枝豆も元気だった。

 乾いた畑では、水道のホースから長い間散水したと思っても、土は表面だけ濡れている場合が多い。しかし、天からの雨は、ゆっくりと畝深くまで水が浸透する。

 今回は、欲しい時に欲しい量の雨をもらった。畑の、野菜は生き生きと元気になっていた。

#わたしの野菜つくり

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