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車椅子の息子のオムツの歴史と、オムツをはいていることをいじられるのかどうか

我が家の息子は脊髄髄膜瘤という病気で生まれました。

そのため9才になっても歩けずに、車椅子で移動しています。


今回は、車椅子の息子のトイレ事情というか、今まで使ってきたオムツの話になります。

あと、息子は、ずっとオムツ生活をしながら普通の小学校に通っていますので。友達にオムツのことをからかわれたりしないのか、どうなのかを話しています。

オムツをはいていることを友達からからかわれることについて、結論からいうと、ないです。息子はオムツをはいていることで、嫌な思いをしたことはないようです。

でもそれは、息子というか障害児がそうなのかもしれないけど。
「小学生にもなってオムツなんて恥ずかしいよ」
と、怒られた経験がないので。

そもそも、9才になってもオムツをはいているのがはずかしいことなんだという認識がズレているので、嫌な気持ちが出てこなかったようです。



我が家の息子は脊髄髄膜瘤という病気の特性なのか、歩けない子供の特性なのかはわからないのですが。9才になる今も毎日24時間オムツをはいています。

というのも、排泄のコントロールが自分ではできないみたいで。

排泄は、膀胱に溜まっているものを自分で出すのはできるんですが、止めるのができないんですよね。

排泄を止めるのができないというのは。

例えば、リハビリで運動したら、体を動かしたはずみで、おしっこもうんちも出てしまったり。

運動じゃなくても、息子にとっては日常生活の、車椅子をこぐために力をいれたら、そのはずみで出てしまったり。

なんだったら、大笑いして、「あはははは」と出た声のはずみで出てしまったりします。

なので、普通の布パンツをはいていると、漏れて漏れて大変なことになるので。車椅子の息子は、毎日24時間オムツ生活をしてます。

で、まずは、9才の息子の、今まではいてきたオムツのご紹介になります。

まず、赤ちゃん時代ですが。これは、みんなと同じオムツをはいていました。

ちなみにパンパース派でして。

というのも、息子は、かぶれがひどくて、パンパースがかろうじでかぶれに効いたんですよね。

息子は、赤ちゃんの頃から排泄コントロールができなかったので(赤ちゃんは全員排泄のコントロールができないのかな?でも、娘は赤ちゃんの頃からまとめておしっこを出していたけど、車椅子の息子はだだ漏れしていて、自分ではコントロールできていなかった)

おしっこが常に出ていて、陰部が乾くことがなかったので、かなりひどいかぶれ方をしていました。


次のМサイズあたりから、歩ける子供だったら、テープ式からパンツ式のオムツに切り替える頃になるのですが。

息子は、まだまだ歩けませんでしたので、テープ式のオムツでした。Mサイズをはいていたころは、まだまだ寝たきり状態でしたね。

その次のLサイズになっても当然、テープ式のオムツです。

でも、Lサイズあたりから、テープ式を購入するヒトが少ないのか、小さいドラッグストアだとパンパースは置いてなかったり高かったり。
Amazonで買うときにも、品薄で買いたいときに買えなかったりしました。



そして、Lサイズの次は、ビッグサイズという種類のオムツになるわけですが。

なんと、ビッグサイズにはテープ式がなかったんですよね(当時)。
歩けない息子にとってはテープ式以外のオムツでは、はかせることができないので、「どうしよう」となったのですが。

唯一、Lサイズより大きめで、スーパービックサイズでテープ式を作っていたメーカーがありました。グーンさんに大変感謝です。


ただ、赤ちゃん用のオムツに比べて、このスーパービッグサイズあたりから、オムツ1枚目分の値段が高くなり。(1枚20〜30円台だったのが、1枚70〜80円になる)

1枚1枚を慎重に使うようになりました。


で、このスーパービッグサイズの次なんですが。これ以上、大きいサイズでテープ式オムツはないのですが。

ここで、突然。息子が、療育の先生の知恵と指導により、テープ式のオムツから卒業しまして。
パンツ式のオムツを、自分ではけるようになったんですよね。(今までは自分でオムツをはけなかった)

なので、パンツ式のオムツになりました。サイズは同じくスーパービックです。


で、パンツ式になったのなら、グーンじゃなくても、パンパースとか他のメーカーのもので、スーパービックサイズが出ているので、グーン以外のメーカーも試してみたのですが。

グーンがいちばん生地が薄いというか、厚みがないので、息子が自分ではくのに、はきやすかったんですよね。

それに、グーンのスーパービックサイズは、体重が35キロまでという大きめに作ってあったので。吸収量もあり、グーンを愛用してました。


ですが、息子が小学生になり。スーパービッグサイズオムツも小さくなってしまい。

この次のサイズは、老人の介護用しかないのかな。小学生に老人用のオムツなんて嫌だなと思っていたら。

ジュニアサイズのオムツがありました。

いま、9才の息子がはいているのがこれなんですが。幼児用でもなく、大人用でもない、ジュニアサイズのオムツです。

あと、リリーフはジュニア用ではないのですが、ジュニア用とほぼサイズが一緒です。


リリーフの方が、伸びやすくてはきやすいと息子が申しておりました。
さすが大人用のオムツといえばリリーフです。


というのが、過去9年間で息子がはいてきたオムツのご紹介でした。



で、息子は毎日24時間オムツをはいているので。通っている普通の小学校でも当然、オムツをはいて過ごしているのですが。

小学校の入学前には、まわりの子供から、
「オムツはいてるの?」
とか言われたり、からかわれたりしないか心配していたんですが。

息子自身から聞く限りは、友達から、オムツのことをイジられたり、嫌な思いするような何かを言われたこともないそうです。

でも、うんちが出ていた時に、クラスの女の子から、「トイレに行ってきなよ」と小さな声で教えてもらったようです。

女の子から「トイレに行ってきなよ」と言われることって、かなり恥ずかしいことだと思うのですが。
息子自身は、
「漏れてることを教えてくれてありがとう」
と前向きで、恥ずかしいとか嫌な思いではなかったようなんですよね。

たぶんですが。
息子は、生まれてから、親からも、まわりの先生からも、
「9才になってもオムツをはいているなんて恥ずかしいことなんだよ」
と言われたことはなくて。
オムツをはいていることを、誰もが肯定的に認めてくれている世界に生きているんですよね。

なので、小学校でのオムツ=恥ずかしい、という感情がすこーんと抜けているようです。
息子にとっては、オムツ=俺のパンツ、くらいにしか思ってないので、友達からいじられたことがないと言い張っている息子の証言は、あまりあてにならないかな。まあ、本人が嫌な思いをしていないのなら、それでいいです。

でも、そろそろ9才だし、小学校の友達は誰もオムツをはいていないし。
自分だけオムツで恥ずかしいなという感情が芽生えたのでは?と思って、息子に聞いてみたら。
「20才になったら(オムツをはいているのが恥ずかしいと思う感情が出てくる)」
と言ってました。


というわけで、車椅子の息子のトイレ事情というか、今まで使ってきたオムツのことでした。

あと、息子は、ずっとオムツ生活をしながら普通の小学校に通っていますので。友達にオムツのことをからかわれたりしないのか、どうなのかを書いています。

オムツをはいていることを友達からからかわれることは、結論からいうと、なしで。

でもそれは、息子が、「小学生にもなってオムツなんて恥ずかしいよ」
と怒られた経験がないので。

そもそも、9才になってもオムツをはいているのがはずかしいことなんだという認識がズレているので、嫌な気持ちになってないだけでした。

ではまた。

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