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輝け。 大根さん


ブルックリンのチャイナタウン。ウチの近所です。距離は歩数に換算して往復すると4500。雨上がりの光が優しくて思わず写真を撮りました。この八百屋の向こうは貴金属店、その向こうには最近贔屓にしている魚屋があります。
師走。
混迷の2022年が暮れてゆきます。



真っ白な大根さんは、黒い土の中で育つ。
暗い地中ですくすく純白。
思うんだ。
世の中がどれほど暗い場所だとしても、白さ輝く大根さんのようでありたいな。

真っ白な大根さんは、冬の冷え込み、何のその。
寒さに当たれば甘くなる。
思うんだ。
日常が寒く厳しくなるほどに苦さを離れて甘み増す、大根さんのようでありたいな。

真っ白な大根さんは、色んな料理に引っ張りだこ。
ふろふき、おでん、ポリポリ漬物、時にはさしみのつまになる。
思うんだ。
出しゃばらないけどしっかりと「自分」が誰だか分かってる、大根さんのようでありたいな。

真っ白な大根さん。おろし金でガリガリと  やられるほどに味が出る。
抗酸化作用に消化酵素、みんなの健康願ってる。
思うんだ。
自分のことは二の次に人のしあわせ想ってる、大根さんのようになれたらな。

真っ白な大根さん。
ボクはあなたが大好きで
シンプルな佇まいも最高で
時には脇役、時には主役。
ニューヨークでも日本でも人気者です大根さん。
静かな静かな大根さん。
輝け
白く
大根さん。





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