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こころのかくれんぼ 1

さいしょのいっぽ

自分が持って生まれた病の事を、誰かに伝えるのが怖かった。
伝えなくちゃ伝わらないって、分かっているのに。
レックリングハウゼン。
この病名を口にする事すら、出来なかった。

誰かに知って欲しい、分かって欲しい、受け入れて欲しい。
そう願っている自分が、誰よりも自分を受け入れられていなかった。
欲しい欲しいばかりだったような・・・そんな気がする。

自分から踏み出そうともしないで、外から優しく手を差し伸べられて
「ここは安全。誰もあなたを傷つけない。だから、出ておいで」
と言われる日を、どこかで待っていたのかもしれない。

誰かが私の人生を変えてくれるの?いや、そんなわけない。
そしてのんびり待っていられるほど、人生は長くはない。
待っているだけでは、何も始まらない。
白馬の王子を待つお姫様(図々しいな)のまま、終わってしまう。
偏見も誹謗も中傷もあって当然の世界へ、踏み出すしかない。

ずっと心を隠してた。
ずっと心が隠れてた。

いつまで怖がって隠れてるつもりなの?
もうそろそろ、いいんじゃないの?

そう思って、40代最後のこの年に病の発信をすることを決めた。

日々変わっていく身体を見る度に、凄く不安で悲しくなるのが本音。
大丈夫なふりをしているうちに、いつのまにか心を隠すことが上手に
なってしまったような気もするけど、その辛さも言葉にしていこう。
そして、私の姿も視覚的に伝えていこうと思う。いや、伝えていきます。

さぁ!この記事どんどん食べて下さい!おかわりもどうぞ!
それでは、すぐおなかが一杯になってしまいますね。

だから「この記事ここに置いておきますから、気が向いたらどうぞ・・・」
と言う感じで、気負わずに綴っていきます。時々立ち寄って下さると、とてもうれしく励みになります。

タイトルは「こころのかくれんぼ」

長い長い 
「もういいかい?」
「まーだだよ」
の時間を経て、今やっと

「もういいよ」が言えました。

どうぞ宜しくお願いします。


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