こんにちは、コーキです。
　僕は今、オーストラリアのシドニーという街へワーキングホリデーに来ています。2023年7月から2024年1月までの半年間という短い期間ですが、シドニーで働きながら生活をしようと計画しています。到着してまだ1週間経たないので、すべてが新しい体験で、全然落ち着いてはいないのですが、今このタイミングでワーホリの目的を見失わないように確認しておこうと思い記事にしてみます。僕の場合、目的を言語化しないとあっという間に何も得られず帰っちゃいそうなので、、（ホリデーだからそれもありですね）

ワーホリに行こうと思った理由、目的

そもそもの前提として時間があった

　僕は今現在24歳で今年25歳を迎えます。そもそもなぜこのタイミングでそんな時間があるのか？ということですが、私は23年度に大学院の修士課程を修了しました。大学院在学時には、博士課程という修士課程の2年間が終了した後、研究者等を目指す課程への進学を目指していました。ですが、2年生の終わり頃、入試も合格して、卒業を待つだけのタイミングで、研究者を目指すことに挫折感を経験し、キャリアを見直すことにしました。これがきっかけで、24年度入社に向けた就職活動が始まり、就職浪人となってしまいました。そして現在就職活動が終わり圧倒的に時間ができたことが大きな前提の理由としてはありました。

ワーホリに行こうと思った目的：結論

結論としては以下の通りです。
働くことをより前向きな体験にするためにはどうすればよいかを、海外の人たちと仕事をして関わる中でよく考えたい
これまでの経験を踏まえて少し説明させて下さい。

大学院で休職者さんの支援をしていて感じたこと

　僕は、大学院の2年間、メンタルヘルスの問題によってお仕事を休職をされた方の職場復帰支援について研究と、臨床実習を行ってきました。この領域に興味を持った理由として、大学時代にしていた営業のアルバイトの会社の方が、メンタルヘルスの問題で休職をされていく姿を間近に見ていたことがありました。
　2年間という短い期間ですが、私は研究、臨床実習をする中で、多くの休職者の方のお話を聞いたり論文を読んだりしてきました。もちろん、お一人ひとり状況は違いましたが、調子を崩された背景にあるのは、働き方や働く環境等、働くことに関する事柄が大きな要因であることが多いと感じました。また、厚労省によると、休職には至ってはいないけれど、日々強いストレスを抱えながら働いている人の割合は約60％にも上るそうです。
　僕はこれらを見聞きする中で、「どうしたらもっと働くことを前向きな体験にできるだろうか」、「少しでも働く時間を幸せにするにはどうすればよいのか」と考えるようになりました。僕らは一日の半分以上、人生の半分以上を働くことに費やすことになるわけですから。それが、毎日「耐えなければいけないこと」、「休みを待つための苦痛な時間」って嫌じゃないですか？！ということで、僕は、人が少しでも前向きに働くことを支えることを自分のキャリアの軸に決めました。

NZ留学時に経験した衝撃的な体験

　NZで僕がホームステイをしていた家族は、大体30代後半の夫婦でした。奥さんは会社員として勤務しており、夫はIT系の仕事をフリーランスとしてしていました。この２人がとにかく朝が早く、6時には２人とも起きて、7時には奥さんが出勤し、夫も仕事を始めていました。そして、午後の3時か4時ごろになると奥さんが仕事を終えて帰ってきて、ジムに行き、夫と２人で映画やドラマをソファで見るという日課を過ごしていました。一日の中に、平日の時間と日曜日の時間が分かれてあるような感じでした。
　また、NZで通っていた語学学校がビーチのそばにあったのですが、そこで出会った先生の中には、午後3時に授業を終えると、そのままサーフィンに向かう先生が３人くらいいて、衝撃的だった記憶があります。今日は波がいいから早く授業を終えようと言っていたこともありました（笑）
　もちろん、これらは一例に過ぎないですが、当時、この人たちはワークとライフの線引きがしっかりしてるなと驚きました。日本にももちろんこのようなワークとライフの線引きをしっかりした働き方をしている人はいるかもしれませんが、それまで出会ったことはなく、初めての感覚でした。

DMM英会話で色々な国の人と話していて言われたこと

　最近、DMM英会話を使っていろんな国（まだ4か国くらい）の人たちと話しています。その中で働き方をテーマに話すこともあるのですが、その中の日本人のイメージを聞いてみると、「真面目」とか「勤勉」といったポジティブなイメージも出てきますが、それとセットで必ず、「働きすぎ」、「スーツにネクタイの会社員」というイメージが出てきます。もちろんこれは、昔からの伝統的な日本人のイメージに過ぎないし、働き方改革があり、長時間残業も多くの会社でなくなってきているので、今のイメージとは離れていると思います。ですが、日本人の働き方にネガティブなイメージがあるのは、ずっと日本で暮らしてきた僕も同意見でした。

　そんなこんなで、僕は日本で働く人達のメンタルヘルスを支えたい、日本で働く人たちの働く体験をより前向きなものにしたいと思い、来年からは、障害のある方（精神障害、発達障害、身体障害等）の就労支援のお仕事をしていく予定です。そのためにも、どんな働き方や、どんな仕事との付き合い方ができれば、より前向きな体験にできるのかをこの半年のワーキングホリデーの期間で、たくさんの海外の人たちの働き方を見聞きして、考えてみようと思います。

ここまで読んでくださって、ありがとうございます。頑張って楽しんできます。