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私がワタシを受け入れるから大丈夫

「あら???この前より太った??太ったよね?」
居酒屋で、生ビールをごくごく気分よく飲み干したタイミングで
久しぶり会った、知り合いの男性が、人差し指をブンブンと指揮者張りに振りながら、間違え探しの間違えを全部見つけた時のような、自信満々の笑顔で問い詰めてきた。
「まぁ・・・2キロほどね(汗)・・・。」答えると
「ほらー!やっぱり太ってる!」
おいおい、何が言いたいのかしら?私の心に影が差す・・・。
そんな気も知らずに、口からポンポンと吐き出してくる
「2キロ太るなんて、自分の管理ができてないからだよ」
「このタイプは自分に甘い!!!!」
心がチクりとなった・・・。いやチクりではない グサッ!!!!!!
それからしばらく、私は蚊が鳴くような声しか出なかった。

私は、自分の自己肯定感はとても低いが
低いけど、無理やりに上げるものではないと私は思っている。
なぜならば、あげなきゃ!あげなきゃ!と意識しているとき程
理想の自分に慣れない自責の念にとらわれてしまい、
自己肯定感は、意識する前よりも、逆にどんどん低くなるから

とは言え、日々、なんで私はこうなんだろう・・・・。と
暇さえあれば、考えてしまう
だから、本を読んだり、映画を観たりして、頭をそこから逃がしている。
そして、本も映画も、とても心の宝になるから好きだ。

逆に褒められも、いやいや、たまたまなんです・・・。私は大してことはないんです・・・。陽炎のようなゆらゆらした気持ちで答えることばかり
このようなことを、インポスター症候群だということを、日曜日に行ってきた、ジェーン・スーさんの講演会から学んだ。
自分の能力を認めれられない症状(自己の過小評価)を言うらしく、まさしく私じゃーーーーん!!!!

だけどね、私は私でいいじゃん、これが私だから
私の価値は私が決めるの・・・・。そう心に言い聞かせている。

スーさんも講演会で話してくれた
*幸せの形を他者に決めさせない
*他者の幸せの形を勝手に決めない
*選択肢が複数ある社会にすること

この言葉は魔法のように私を包んでくれた。

そうそう!これこれ!
だから、太ったからなんだとか、痩せてるからなんだとか
そんな価値観を私に押し付けてくるんではない!!!

私は、気を取り直し、蚊の鳴く声を振り切り
「すみませーん!!!生一杯とホルモン焼き下さい!!!」
厨房の向こうまで聞こえる声で注文した。


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