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支えになっていたもの

小学校の6年間は、からかいやイジメの対象だったので、学校に行くのがすごく嫌だった…家に帰っても居心地がいいとはいえず、4年生から6年生までは週4日の習い事が唯一のホッとできる場だったように記憶している。
中学生に上がっても、特にいい思い出がなく、ただただ目立たぬように生活をしていた。

そんな日々の中で、逃げ場となったのが「本」だった。
図書室で騒ぐ人はほとんど居ないし、物語は私を別の世界の住人として迎えてくれる。現実世界では「消えてしまいたい」と思っていても、物語の中ではいろんな人生を歩むことができた。

次の本、新しい本が読みたい。
その一心で、毎日の暮らしに耐えられた。

今現在でも、好きな作家さんたちの新作が読みたくて生きていると言ってもいいくらいに本が好きだ。
おかげで、考えたり、文章を書いたりすることも好きになった。たくさんのお話を読んだり、聞いたりしてきたからこそ、思ったことや感じたことを自分以外の誰かと共有したいと思うようになった。

喋ることがあまり得意ではないので、SNSやブログがある「いま」を生きられていることに感謝しかない。
本には支えられてきたし、今でも支えられている。でも、ネットで繋がってくれている人たちにも支えられている。



「私と繋がってくれて、ありがとうございます」

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